真っ白い毛でフワフワしている毛質と、大きな体やサモエドスマイルが魅力的なサモエドについてあれこれ調べてみました。
サモエドは非常に希少価値が高い犬種で、その立ち姿は美しく世界中で高価な犬と言われています。
今回は《サモエド》について、私が調べ上げてみた情報【歴史・性格・特徴】などをご紹介していきます~。
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ページ内目次(タップで該当箇所へ)
■サモエドの種類
→サモエドの平均サイズ・体重&体高
→サモエドの毛色・毛質
■サモエドの歴史・紹介
→19世紀後半にイギリスに渡る
→アメリカでの繁栄
■サモエドの名前の由来・語源
■サモエドの特徴・性格・性質
→特徴
→性格・性質
→サモエドの抜け毛・対策
■サモエドの気をつけたい病気
→股関節形成不全
→胃捻転
→皮膚炎
→進行性網膜萎縮症
■サモエドの画像・動画
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サモエドの種類
サモエドはロシアのシベリアを原産とされる犬種の一つで、その立ち姿は優美で気品溢れる体つきをしており、典型的なスピッツ系の体格をしています。
また、シベリアに由来され、「シベリアン・スピッツ」とも言われています。
ちなみに大きな体と冒頭で書きましたが、中型犬に分類されます。
サモエドの平均サイズ・体重&体高
性別 | 体高 | 体重 |
オス | 53cm~59.5cm | 20kg~29kg |
メス | 48cm~53cm | 16kg~23kg |
サモエドは毛がモフモフしている影響からか大きく見えるため、大型犬かと思いきや中型犬に分類されます。
それでも成犬になると、オスは体高53cm~59.5cmで、体重20kg~29kgほど。
メスで体高48cm~53cm、体重16kg~23kgほどになると言われています。
サモエドの毛色・毛質
サモエドはピュア・ホワイトかクリーム色、またはホワイトにビスケットが入っている毛色で、薄いブラウン色は認められない。
被毛は全身を覆っているフワフワと長い上毛と、寒さに耐えるため根元を埋め尽くす下毛の2重構造になっています。その影響から純白で美しく輝いているように見えるんだそうです。
元々は、黒やタンのサモエドも存在していたのですが、イギリスへ渡った際英国人繁殖家によって本格的な改良が加えられ、現在の白色が主流となったと言われています。
サモエドの歴史・紹介
サモエドは、ロシア・ネネツ自治管区の遊牧民族サモエド族と旧くから共存してきたとから遡ります。
遊牧民族であるサモエド族は、彼らの食料であるトナカイの番や、トナカイの群れを管理、またはカモシカ狩りやソリ引きなどにサモエドを従事していたと言われています。
またそれだけではなく、屋内で人と共に眠ることもあり、暖かい体温で人間を暖める「暖房」代わりの役目も果たされました。
19世紀後半にイギリスに渡る
そこから時は進み、説によって微妙なズレが生じているのですが19世紀後半~20世紀初頭にイギリスに初めてサモエドが持ち込まれることになります。
当時イギリスに渡ったサモエドは、現在の主流となっている純白の被毛だけではなく、中には「黒」や「タン」も存在していました。
そんな中、イギリスに持ち込まれたサモエドのなかの一頭がアレキサンドリア女王に贈られる事になります。
女王はいたくお気に召されたようで、この犬種の繁殖に力を入れることに。
そこで、英国人繁殖家によって本格的な改良(選別や固定)が加えられ、現在の白色が主流となったと言われています。
ん??
するってーと、あれですか??現在存在する血統の中に、この女王によって繁殖された子孫がいるってことになりますよね??
これ結構凄いことじゃないですか!?
アメリカでの繁栄
1906年にロシアのニコラス大公からの献上物として、アメリカに初めて持ち込まれました。
当時、サモエドは他の犬種よりも従順だったため、ソリ引き犬として人々の注目を集めることになります。
さらに、南極大陸への遠征の際サモエドを加えたソリチームが南極に到達したことで、サモエドはたちまちアメリカ中の人々からより注目を集めました。
サモエドの名前の由来・語源
ここまで読まれた方ならもう答えは出ていますが、サモエドという名前の由来はサモエド族と暮らしていた事からになります。
そのままですね!笑
また、シベリアの地名に由来して、シベリアン・スピッツとも言われたりもします。
サモエドの特徴・性格・性質
特徴
サモエドといえばホワッホワな純白な毛色が特徴的ですが、寒い雪国でも耐えられる被毛と、豊富な皮下脂肪、さらにソリ犬と活躍できる強靭な筋力を持っています。
また、「サモエドスマイル」と呼ばれるほど口の広角が上がっている表情や、「ブリック・イヤー」と呼ばれる直立した耳なども特徴的です。
サモエドスマイル、、、可愛すぎです。。。
性格・性質
サモエドは約3000年もの間、人間(サモエド族)と暮らしたと言われています。
その影響もあるのでしょうか、非常に友好的で穏やかな犬種と言われているそうです。
さらに長い年月の人間との付き合いから、比較的室内飼いに向いているというのが一般的な意見のようです。
また、飼い主に対してや家族に対して従順で優しい心の持ち主です。
適度な警戒心は持つものの、そもそも人間が好きなので、番犬にはあまり向いていない子の方が多いようです。
そして何と言っても、パワフルで遊ぶことが大好き!
ソリ犬の名残でしょうか、とにかく日頃の運動量は必要なんだそうです。
サモエドの抜け毛・対策
Brushing my Samoyed Sam Part 1-youtube
サモエドはホワッホワな毛質が特徴ですが、その見た目通りで非常に抜け毛が多い犬種のようです。
サモエドを飼う上で最も大変と言われているのが、被毛の手入れと言われている程です。
Brushing my Samoyed Sam Part 1-youtube
上の動画を見てもらえれば分かると思いますが、、、、正直半端ないです。笑
サモエドは極寒の地でも耐えられるように、被毛にはアンダーコートが密生しており、日々のブラッシングが必須となるようです。
放っておくと、いざブラッシングする際にもあっという間に櫛が通らなくなるほどなんだとか。
またシャンプーの時も必ず前後のブラッシングは非常に重要。
サモエドだけに限らず、シャンプー前後のブラッシングをしっかりと行わないと、分厚い下毛が固まってとんでもない状態になるんだそうです。
さらに、最後にドライヤーで乾かしてあげる際にも、毛の多さから乾くのにも時間がかかり非常に大変です。
とにかく根気と体力が必要なんですね!笑
費用は嵩むことになりますが、自宅でのシャンプーが大変のようならプロによるトリミングサービスに頼むのも手かと思います。
サモエドの気をつけたい病気
サモエドは極寒の地で耐えうる大量の被毛や皮下脂肪が多いことから、寒さには非常に強い反面、暑さにはめっぽう弱いです。
なので、夏になると非常に暑くなる日本ではどちらかといえば住むのに適していないといえそうです。
それでも飼われる場合は、体温管理を徹底的に行い、夏場はエアコンの効いた部屋で過ごさせた方が安全です。
股関節形成不全
股関節形成不全とは簡単に説明すると《骨》の病気で、股関節を形成する骨が十分に発育しない病気です。
成長するのつれ、歩行の以上が見られ、だんだん歩くことが困難になり脱臼なども頻繁にするようになってしまう病気だそうです。
▼症状
症状は除々に進み、進行すると脱臼や歩行困難になる。
▼対策・予防
骨の病気でさらに遺伝的なことが主な原因とされているとのことなので、防ぐといのは中々難しいですよね。。
ただし、我々にもできることがあり、軽度の内は体重を増やし過ぎないことが大事で、サプリメントなんかもあるそうです。
何よりもまず早期的に病院へ行き、獣医さんの指示を受けることが大事とのことです。
胃捻転
なんらかの原因で、胃の内容物が発酵して、胃に溜まったガスが小腸にも食道にも行けず腫れ上がってしまいます。 これを胃捻転と言います。
特に大型犬などに多い病気ですが、治療が遅れると最悪の場合死に至る可能性のある緊急性が高い病気です。
▼症状
■お腹が膨れる
■吐こうとするが吐けない
■大量のよだれ
■呼吸がおかしい
■腹部を気にする
などです。
▼対策・予防
主な原因と言われているのが、
■早食い
■水のがぶ飲み
■ストレス
■加齢
■遺伝性
■食後の運動
■食べ物の問題
などが挙げられますが、実ははっきりのところ原因は分かっていないそうです。
しかし上記のことを避ける意識を持てば少なくとも発症するリスクは下がる可能性もあるため、気にしておくと良いと思います。
なお早期発見が大事なので、万が一このような症状が見られたらすぐに病院へ連れて行くことが重要です。
皮膚炎
サモエドは体毛が長く蒸れやすく、その結果皮膚の炎症が起きやすい犬種と言われています。
どのワンちゃんにも言える事ですが、シャンプー後はしっかりとドライヤーなどで乾かしてあげましょう。
▼対策・予防
■定期的なシャンプー
■定期的なブラッシング
■濡れた後はしっかり乾かす
進行性網膜萎縮症
目の中の網膜が萎縮して、徐々に目が見えなくなっていく目の病気です。
▼症状
初期段階では暗い場所ではモノが見えにくくなってきます。
除々に症状は悪化していき、昼間の明るい状態でも見えなくなっていきます。
▼対策・予防
この病気は遺伝性のもので、確かな治療法というのが現在存在しないそうです。
しかし幸い傷みを伴う病気ではないようです。
これは犬自体がストレスや不安を抱えないように、飼い主が生活面での配慮をしてあげるなどの処置が必要となってきます。
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サモエドの画像・動画
これはヤバイ。。。
構って構ってが凄い強い子ですね。可愛過ぎます。。。
これも有名な動画ですね。
そっと起こすかのようなサモエド。
可愛いです。。
以上になります!
まず驚いたことといえば、約3000年という途方もない非常に長い歴史があること。
3000年前といえば、日本では縄文時代の晩期と言われている時代です。
そんなにも昔から存在し、人間と共存していたんですね。凄いです。
また、当ページを作成する前までは「サモエド可愛い~!」「サモエド飼いたい~!」でしたが、サモエドを飼うには非常に覚悟がいるんだということも分かりました。
サモエド自体の価値もそうですが、飼ってからの方が覚悟や体力、根気がいるんだと思います。
まずサモエドは極寒の地で耐えうる被毛ゆえ暑さに弱いです。
室内で飼う場合、エアコンを常時付けっぱなしにするなど、夏場は特に気をつけなければなりませんね。
また、運動量やシャンプー。
毎日大量の運動が必要なことや、日頃のブラッシングが非常に重要なんですね。
サモエドを飼いたいとお考えの方は、サモエドは特に大変だという事を、再度考えてサモエドの生活スペースからお世話する時間や体力があるか、日常の費用など確保してあげる事ができるかなどを今一度考えた方が良さそうですね。
※当ページは、間違った情報もあるかもしれません。
その場合はコメント等を頂けると幸いです。(傷つきやすいため、やさしくご指摘のほどよろしくお願いします。笑)
また、当ページは内容を追記していく予定です。
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