バナナといえば手軽に購入することができ、非常に栄養の高い果物の一つです。
美味しい味は勿論、栄養の高さや、手軽さなどから私たちにとって非常に馴染みのある果物ですが、犬は食べさせても良いものなのでしょうか。食べる事で何かデメリットなどはあるのでしょうか。
今回は犬とバナナの相性について調べてみました。
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犬はバナナを食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、犬がバナナを食べても基本的に健康上の問題はありません。
バナナはその甘みから高カロリーと思われがちですが、実は1本あたり約86カロリー。
果物の中では決して少ない方ではありませんが、その栄養の豊富さの割には低カロリーな果物です。
バナナは特に犬にとって悪い成分は含まれていないため、与えすぎなければ問題はないとされる果物です。
バナナの栄養素
エネルギー | 86キロカロリー |
水分 | 75.4グラム |
たんぱく質 | 1.1グラム |
脂質 | 0.2グラム |
炭水化物 | 22.5グラム |
灰分 | 0.8グラム |
ナトリウム | Tr(微量) |
カリウム | 360ミリグラム |
カルシウム | 6ミリグラム |
マグネシウム | 32ミリグラム |
リン | 27ミリグラム |
鉄 | 0.3ミリグラム |
亜鉛 | 0.2ミリグラム |
銅 | 0.09ミリグラム |
マンガン | 0.26ミリグラム |
カロテン | 56μg |
ビタミンB1 | 0.05ミリグラム |
ビタミンB2 | 0.04ミリグラム |
ナイアシン | 0.7ミリグラム |
ビタミンB6 | 0.38ミリグラム |
ビタミンC | 16ミリグラム |
ビタミンE | 0.5ミリグラム |
葉酸 | 26μg |
パントテン酸 | 0.44ミリグラム |
食物繊維総量 | 1.1グラム |
水溶性食物繊維 | 0.1グラム |
不溶性食物繊維 | 1.0グラム |
※100グラムあたりの値
※参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
オリゴ糖と繊維質で腸内環境に最適
バナナの糖質には腸内環境を整えてくれるオリゴ糖や良質な繊維質が多く含まれています。
オリゴ糖は、腸内の善玉菌やビフィズス菌を増やす働きがあります。
同時にとれることで便秘予防に最適とされています。
ビタミンB群が豊富
バナナには、ビタミンB1・B2・B6など、ビタミンB群が豊富に含まれています。
食欲増進、細胞再生の促進、動脈硬化予防などに効果があると言われています。
《ビタミンB6が多く含まれた食材》
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トリプトファンでストレス軽減効果
バナナに含まれている”トリプトファン”という成分は摂取し体内で”セロトニン”というホルモンに変わります。
セロトニンが不足すると情緒不安定になったり、イライラしやすくなると言われていますがそれは犬も同様のようです。
《トリプトファンが多く含まれた食材》
低カロリーでエネルギー補給に
バナナは消化されやすく、さらに素早くエネルギー源となり持続性もあります。
多くのアスリートなどに好まれている果物ですが、犬も同様の効果に期待が持てます。
バナナを与える際の注意点
与え過ぎに注意
バナナは栄養の割には低カロリーと紹介させていただきましたが、それは我々人間での話です。
犬にしてみれば、食べ過ぎると当然カロリーオーバーとなり肥満の原因となります。
バナナは甘く美味しいので、好んで食べるワンちゃんが多いと思います。与えるとペロリと食べてしまいがちですが、与えすぎには注意が必要ですね。
与えて良い量の目安
与えていい量は、犬の体重などによって異なるため一概には言えないのですが、まるまる1本となると多いでしょう。目安として下記の図を参考にして下さい。
5kgの犬であれば20g程度、10kgの犬であれば35g程度と、たまにのおやつ程度ととらえておくぐらいで良いと思います。勿論個体差もあるので、多すぎる場合もあります。
当然、与えたらその日は普段食べているドッグフードの量は調整してあげてくださいね。
皮は必ず剥いて与える
またバナナを与える際は、皮は必ず剥いて、できるだけ細かくしてから与えるようにしてあげてください。
バナナな皮は消化に良くないので、そのまま与えないように注意しましょう。
バナナの加工商品はどうなの?
加工された多くのバナナ商品がありますが、犬が食べても問題のないものはあるのでしょうか。
いくつか、ご紹介します。
バナナチップ
バナナチップは油で素揚げした加工商品です。
食べたら中毒になる。とはなりませんが、バナナのカロリーに加え、余計な油分がありますので、あまりオススメは出来ません。
もし、バナナチップを与えたい場合は、ペット用に商品化されたものもあるので、そちらをオススメします。
冷凍バナナ
特に調味料が付いていなければ与えても問題ありません。ただし、凍った状態だと固過ぎますし、お腹が冷えて下痢などになる可能性があるので、ある程度解凍してからにした方が良いでしょう。
バナナチョコ
チョコレートは犬が食べてはいけないものです。
与えないように注意して下さい。
アレルギーに注意
バナナ自体に問題が無くても、中にはバナナのアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
食べさせすぎないように注意
バナナは犬に与えても問題のない栄養豊富な果物です。
栄養面でも与えるメリットがあり、皮を剥くだけなので、手軽に与えることができるのも、飼い主にしてみれば嬉しい点ですね。
ただし与えすぎにだけは注意してください。
どんなに栄養が高いからといっても、与えすぎては、かえって逆効果となります。適量を守って与えるようにしましょう。
また、初めてあげてみようとお考えの方は、最初は必ず少しずつあげて様子を見ましょう。
食べた後や翌日の便などをよくチェックし、その子に合っているかを調べてあげることも大事かと思います。
まとめ
■犬はバナナを食べても基本的には問題なし
■与えすぎは肥満の原因となるため注意
■便が緩くなり下痢の原因となる場合も
■与える際は皮を剥く
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→犬が食べてもいいもの&食べてはいけないもの種類別一覧【野菜・果物・食べ物その他】
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