20XX年。
ワクミさんに激震がはしった。
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ワクミ巡査部長が行く！昼のパトロール２〜異動編〜
それは某日、某会議室で起こった。。。
組織の幹部会議中に出席していたワクミさんは
こう言い渡されたのだった。
偉い人「明日からお前、◯◯に異動な！？」
ワクミさん「なななんで！？」
偉い人「なんでってお前わかってんだろ！？」
ワクミさん「なななに！？」
偉い人「パトロール中に野菜ばっか食ってて近所の住民から苦情が凄いんじゃボケぇぇ！」
ワクミさん「・・・・。」
…ということで、ワクミさん含め
ワクミさんの直属の部下である私までも異動を言い渡される事態となったのである。
異動を言い渡されたワクミさんだが
落ち込んでいるのかと思いきや
全然その逆で、目がキラキラしていた。
その様はむしろ喜びのようなものさえ感じる。
理由は誰の目から見ても明白で
未開拓の地に行くことによって誰にも荒らされていない”野菜”があるから。
「新しく自分の野菜コレクションを増やせる。ラッキー♪」
まぁ大方そんなとこだろう。
だがメンツもあるのでワクミさんの”正義感”からキラキラしている。
とでもここでは言っておこう。
異動当日。。。。
新たな地に到着するなり
早速パトロールの時間がやってきた。
「あぶないよ」
これはいきなりパンチを食らった気分だ。
この地区は道端にこういったポップが貼られているほど危険な地区ということなのだろう。
一同に緊張が走る。。。
しかしワクミさんは全く動じていないではないか。
それどころか凄んでいる様子だ。
頼もしい！頼もしすぎるぞワクミさん！！
さらにパトロール前恒例のルーティーン。
”踏ん張りの儀式”までご披露。
ワクミさんは部下の士気を上げることに関しては非常に長けている。
到着するなりあんなものを見た我々末端は正直震え上がっていた。
しかしワクミさんのあの一言で
大丈夫だ、ワクミさんさえいれば大丈夫だ。
と一気に空気が変わったのであった。
ワクミさんはそんなつもりはなかったかもしれないが
これには見事と思わざるを得ない。
一同が進む中突然ワクミさんの足が止まった。
いままでの地区ではまるで見ることはなかった
謎のトゲトゲを発見。
危険と感じたワクミさんは果敢に攻撃したが
見事反撃され、口を負傷することに。
時には諦めも肝心である。
続いて発見したこの謎のロボット。
始めは足を止め様子を見ていたが
”食べられない”と判断したのかすぐに過ぎ去ることに。
切り替えが早いのもワクミさんの長所といえよう。
新しい地ということで
何にでも興味を示されるワクミさん。
未開拓の地ということで入念に臭いをチェックしていきます。
次に我々が目にしたものは。。。
一見何の変哲もない歩道なのだが、
アスファルトから草が生い茂っています。
これにはワクミさんも衝撃だったようだ。
この後も途中道草はしたもののパトロールを続け。。。
特に何事もなく無事帰還。。。
今回に至っては特に事件に遭遇することはなかったが、
危険と感じる場所は随所に感じて取れたため
引き続きパトロールの必要性を感じた日であった。
この世に犯罪がなくならない限り
ワクミさんはあなたの街にも現れるかも？？
Fin・・・・
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監督：主
巡査部長：和來さん（ワクミさん）
巡査：主
撮影：主
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