犬などのペットに対する意識が日本と比べ1歩、もしくは2歩以上先を進んでいる欧州。
そんな欧州の大国であるドイツで、犬に関する新たな法案の提出が発表され話題になっています。
ドイツで犬の散歩に関する新法案!1日2回で合計1時間以上へ
犬の散歩は1日2回、法律で義務付けへ ドイツ https://t.co/pminAmYdaD
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) August 21, 2020
(CNN) 犬の飼い主は1日2回以上、合計1時間以上、犬を散歩させなければならない――。ドイツ食糧・農業省が、そんな法案の提出を発表した。
ドイツでは犬を屋外で散歩させることが既に法律で義務付けられている。しかし同省の発表によると、改正法案では散歩の頻度や長さも具体的に規定する。
「ペットは抱っこ動物ではない。何を必要としているのかを考慮しなければならない。犬は犬種に応じた飼い方をする必要がある」「例えば十分な運動をさせなければならず、長時間単独で放置してはならない」。クレックナー食糧・農業相はそう指摘した。
同省の17日の発表によると、ドイツではほぼ5世帯に1世帯が犬を飼っており、新型コロナウイルスが流行する中で、ペットの販売数は増加していた。
法案には、過剰な品種改良をして特定の特徴を持たせた犬の展示を禁止する内容も盛り込んだ。そうした品種改良は深刻な健康問題を生じさせかねないとしている。
「動物は飼い主のいかがわしい美的願望に応えるための存在ではない。動物はマスコットではない」とクレックナー氏は強調する。「品種改良がその種にとって適切な行動を阻むのであれば、それは動物虐待に当たる」
犬のブリーダーに対しては、1度に生まれた3組以上の子犬を同時に育てることを禁止し、子犬1匹につき4時間以上、人間と一緒に居させることを義務付ける。
散歩させる時などの例外を除き、飼い主が犬をつないだままにしておくことや、気温が30度を超す状況で畜牛を4時間以上輸送することも禁止される。
※CNNより引用
ドイツで犬の散歩に関する新法案とのニュースが上がりました。
要点としてまとめると、
・過剰な品種改良をして特定の特徴を持たせた犬の展示を禁止する内容も盛り込み
・ブリーディングに関する新たな法案も
これはこれで、凄い法案ですね。
仰っている事はもっともなので、素晴らしい事だとは思いますが、一概に義務化するのは難しいのではないかなと思う部分もあります。
例えば、多くの犬は一定の運動量を必要としており、飼い主の事情で散歩に行けない子を助けるという事はあるかもしれません。
しかし、犬種によって必要な運動量が異なる点、加齢によって歩行が困難または体力がないという場合、散歩嫌いな犬も中にはいると思います。
そもそも、これはどうやって管理するのでしょうかね。次々と疑問点が思い浮かびます。
とはいえ、この少しやりすぎ?とも受け取れる法案ですが、考えとしては個人的には素晴らしい事だと思います。
やはり命を育む事ですので、こうした厳しい法律があっても良いのではないかなと思います。
ドイツ在住の飼い主さんは大変だと思いますが、犬を飼うってそういう事です。
まだまだ、難しい課題ばかりでしょうが、個人的に気になる内容ですので、追っかけてチェックしていきたいと思います。
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