記録に残っているものだけでも、原種とハイブリッド併せておよそ1,000種類以上あるエケベリア。
種類によって様々な色形をしており、それぞれに個性があります。
その1,000種類以上あるエケベリアの中でも、特に輝きを放ち非常に人気の高く稀少な品種「ルノーディーン」の特徴などについてまとめてみました。
後半では、我が家のルノーディーンの成長記録なども併せてどうぞ。
ルノーディーンとは
学名 | Echeveria ‘Lenore Dean’ |
---|---|
属名 | エケベリア属 |
原産国 | アメリカ(カリフォルニア州) |
生育タイプ | 春秋型 |
特徴 | 白と緑の斑・薄い葉など |
まず始めに、エケベリア ルノーディーンとはどのような多肉植物なのでしょうか。
見た目は、白と緑の斑がバランスよく綺麗に入り、うっすらと繊細な葉が特徴的なエケベリア属の一つで、別名「コンプトン カルーセル」とも呼ばれています。
薄いピンク色になります。
ルノーディーンのルーツですが、アメリカのカリフォルニア州で発見された品種なのだそうで、つまり交配種ではなく原種という事になります。
ルノーディーンの形状や育て方
ルノーディーンを上部分から撮ったものになりますが、見てもらえば分かるかと思いますが、綺麗なロゼット状の形状をしています。
インブリカータの覆輪品種「インブリカータ錦」と見た目が似ており、しばしば同じ種類なのではないか説がありますが、インブリカータ錦はもう少し葉が大きくて硬いです。
また、同様に同じエケベリアの「七福神」と斑以外の形状などが似ているため、「七福神」の斑入りが「ルノーディーン」なのではないのか?と良く言われていたりしますが、実際のところどうなのでしょうかね。(詳しい方教えてください。)
横から撮った写真になります。
裏側も綺麗に斑が入っており非常に美しい品種です。今撮影しているのが9月という事もあり、葉先がピンク色に紅葉しています。
これはこれで、綺麗ですね。
ルノーディーンは人気が有るにも関わらずエケベリアの中ではあまり普及しておらず、しばしば高値がつけられています。
それは何故なのか。
圧倒的に管理が難しく、あまり普及していないからと考えられます。
そもそも、日本で生産しているところが少ないのも理由の一つかと思われますが、ルノーディーンはとても繊細で管理が難しいと言われています。
ルノーディーンは強い直射日光が苦手で、さらには暑さや蒸れに弱いと言われています。適温は15℃~25℃ほどで、悪い環境が続くと数日で枯れてしまうほど繊細な品種なのです。
ちなみに、我が家のルノーディーンは2代目になりますが、1代目はなんと1週間で枯れてしまいました。涙
※11月に新たな苗を購入したので現在は3代目になります。
そんなに繊維な苗なのに何故こんなに人気が有るのか。
ずばり圧倒的な美しさ!ゆえだと私は思います。(個人的な感想です)
斑入りの品種は数多くありますが、やはりこのルノーディーン、一際美しさが際立つフォルムをしています。
ルノーディーンの増やし方
ルノーディーンの増やし方として、最も成功しやすく安全なのが胴切りだと仰られている方が多い気がします。
ルノーディーンの葉は薄いので、葉挿しは難しく、中々成功率も低いと言います。
しかし、ツイッターなど見ていると成功されている方も少数ですがいらっしゃいます。
もし良かったら参考にしてみると良いかもしれませんね。
ルノーディーン の葉挿しに芽が!!😍
育ってくれるかな…(・ω・`) pic.twitter.com/0ojYo4kcVO— 多肉植物初心者@YUKA (@Taniku_YUKA) 2018年5月14日
ルノーディーンの葉挿し。
斑は入ってないみたい。 pic.twitter.com/kEwh9hJpWM— フロロ (@CD5RA) 2019年6月25日
何処で安く買える?
ルノーディーンは何処で買えるのでしょうか。
多くの園芸店などでは、まずあまりお目にかかれないと思います。
実際に私も、多くのお店を見て回っていますが、数えるくらいしか見たことがありません。
お店にある場合はそこで販売してもらうのが一つかと思われますが、その場合はそこそこ値が張ると覚悟しておいたほうが良いかと思います。笑
苗のサイズなどにもよりますが、私が見たものでは、大体5,000~10,000円くらいで販売されているようなイメージです。
また、フリマアプリやネットオークションなどでも取引されており、こちらだと大体3,000~8,000円ほどとお店のものよりは比較的お安く取引されています。
ただし、ネットで購入する場合、輸入苗がほとんどですので、カット苗(茎を切って根がない状態)が多い印象ですのでご理解した上で購入を考えたほうが良さそうです。
さらに、配送中に痛んでダメになるリスクもありますし、当然お相手の顔も分かりませんので、どんな方が売っているか分かりません。
中には悪質な業者さんなどもいると思うので、ネットで購入する場合は信用できそうな方から購入した方が安心だと思います。
我が家のルノーディーンの成長記録
【我が家の環境】
■気候
気温20度前後の室内で管理。
■置き場所
室内で管理。窓際の水草育成用LEDを1日15時間ほど照射。
■用土
平和さんの「サボテンの培養土」を使用。
■施肥
特になし。
■虫害予防
植替え時に、オルトランDXを混ぜて使用。
■水遣り
成長期には、5~6日に1度たっぷりと水遣り。
夏や冬は、1ヶ月に1or2回ほどたっぷりと水遣り。
2019/10/1撮影
さてここからは、我が家のルノーディーンの成長記録を書いていこうかと思います。
購入時期は2019年9月、まだ小さい苗ですがうっすらと紅葉しているのが綺麗ですね。
サイズはまだ小ぶりですが、これからの成長に期待です。
2019/12/19撮影
悲報であります。
我が家には、元々育ててるものと、先日カット苗で手に入れたものを足して、2苗ルノーディーンがあるのですが、カット苗の方をやらかしてしまったようです。
なんかハリがないなぁっと思い、よく観察すると腐らせてしまっていたようです。
抜いて確認するも、ダメにしてかなり時間が経過していた様子で、時すでに遅しといった感じでしたが一応出来る限りの事はしてみる事に。
とりあえず腐って黒くなっている部分を清潔な刃物で切り取る為に、殺菌剤を用意。
これを綺麗な所まで切るわけですが・・・・
だいぶ、侵食しておりました。数枚程しか葉が残っていないくらい小さくなってしまいました。涙
とりあえず乾燥させてしばらく根が生えてくるまで様子見ですが、う〜んどうでしょうね。。。
いや〜残念ですねぇ。。。ここまで侵食する前に気づいていれば。。。。と反省です。
黒くなっていない葉は、一応捨てないでダメ元で葉挿ししてみようかと思います。
皆さんは、こんなミスをしないように気をつけてくださいね〜( ; ; )笑
2020/5/4撮影
気温が大分暖かくなってきたので、室内→屋外に移動させました。
屋外に移動してから約2ヶ月ほど経過しましたが、一回りほど大きくなり、ロゼットも整ってきた気がします。
やはりエケベリアは室内で育てるより、屋外で育てたほうが良いんでしょうね。
夏はどうするかまだ検討中ですが、とりあえずは屋外で管理していこうと思います。
ちなみに、昨年にやらかした2苗目のルノーディーンの再生計画は失敗してしまい、見事数日で枯れてしまいました。涙
そのかわりといってはなんですが、懲りずにまた新たにルノーディーンを買ってしまいました。
少し斑が偏っていますが、綺麗に締まった苗だと思います。
やらかした時に葉を数枚取っておいた葉挿しも速攻で枯れちゃいましたし、やはりルノーディーンは胴切りしかないのでしょうかね。
※当ページは随時更新予定です。
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