梅雨の時期になるとよく道端にいるカエル。
愛犬との散歩中にたまたま加えてしまった、または取ろうとしたら食べてしまった。
万が一食べてしまった際、
体調的な面では問題ないのか?
またどういった影響がでるのか?
中毒性はあるのか?
を調べてみましたので是非参考にして下さい。
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犬のカエルの誤飲による影響まとめ
犬はカエルを食べてはいけない
愛犬の食事としてカエルを与えている方はいないと思いますが、犬にカエルは食べさせてはいけません。
いや全世界中のどこかには与えている人はいるのかもしれませんが、恐らく日本にはいないでしょう。と思いたい。
つまり結論から言うと、犬はカエルを食べてはいけません。
しかし、犬という生き物は好奇心旺盛で、動く生き物に興味を示します。
散歩中に道端にいる野生のカエルを見かけると、ついつい反応して食べてしまうことがあるようです。
食べるとどうなるの?中毒性・危険性について
日本に多く存在するカエルの種類の中でもよく見かける「アマガエル」や「ヒキガエル」など。
そもそもカエル自体に寄生虫や毒性の成分がなければ、万が一食べてしまっても健康上の問題はないようです。
ただし、どちらか一方があった場合は問題となります。
毒をもっているカエル
毒をもっているカエルの中でも日本全国でよく見るのは「ヒキガエル」や「アマガエル」。
ヒキガエル
茶色く、手のひらサイズほどのカエルで、イボイボまたはブツブツしているような皮膚が特徴。
ヒキガエルは危険を感じると、自分の身を守るために耳下線(耳の辺り)から強力な毒素が分泌されます。
この毒素は《ブフォトキシン》といって、この毒素を犬が舐めたり、食べる事によって犬の体の中に吸収されてしまうと中毒を起こします。
実際この中毒にかかってしまうと症状の度合いにもよりますが、よだれ・嘔吐・下痢・呼吸困難・麻痺・発作・意識不明などを引き起こしてしまい、ひどい場合は死んでしまう事も。
アマガエル
また、ヒキガエルほど強い毒素ではありませんが、アマガエルにも毒素はあるようです。
小さな頃手のひらに乗せたことのある方は多いと思います。
あんな可愛い顔して毒があるだなんて…。。。
くれぐれもワンちゃんには加えさせないように気をつけましょう。
寄生虫をがいるカエル
毒性がないカエルでも寄生虫が寄生している場合があります。
その寄生虫が体内にいるカエルを食べてしまうと、勿論犬の体の中に入り感染する恐れがあります。
幾多もの寄生虫は存在するかと思いますが、その中でも有名な寄生虫《マンソン裂頭条虫》。
非常に長い寄生虫で、大きいものだと何メートルになるほどだそうです。
これに感染すると、基本的に症状は見られにくいようなのですが、数が増えたりすると嘔吐や下痢などが見られるようになるとか。
※少々気持ち悪いかもしれないので苦手な方はご遠慮した方が良いかもです。
症状が出なくても、こんなものが愛犬のお腹の中にいるって想像しただけでも嫌になりますよね。
なお、ヒキガエルを主食とするヤマカガシという日本でよく見られる蛇にも同様の寄生虫がいる場合があるので、こちらの蛇にも要注意ですね。
食べてしまった際の対処法
万が一犬がカエルを遊んで加えていたり、食べてしまうなんてことがあったら、すぐにカエルを引き離して犬の口内を十分に洗いましょう。
毒素は液体(乳白色)のものなので、応急処置として十分に洗う事が重要です。
それでも、残ってしまったり、毒素が吸収されてしまう心配があるため、すぐに動物病院に連れて行く必要があります。
また、毒素がない場合でも寄生虫がいる可能性が大いにあります。
どちらにせよ、食べてしまったら早急に動物病院に連れて行くことが大事でしょう。
まとめ
このように、結論として基本的にはカエルは食べてはいけないということ。
日本中基本的にどこにでもいるカエルですので、散歩時などは特に危険といえそうです。
根本として、「拾い食い」させないようにしつけすることが重要ですね。
余談ですが、小さい頃に比べれば大分マシになりましたが、我が家のワクも「拾い食い」する癖があります。
なので散歩時は、地面との睨み合いとなっています。笑
→犬が食べてもいいもの&食べてはいけないもの種類別一覧【野菜・果物・食べ物その他】
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