ゴマはその風味や味もさることながら、非常に栄養価の高い食品として古来より美容食・健康食として広く親しめられていた食品です。
様々な料理に使われるため、頻繁に口にする機会が多いゴマですが、犬にとっても同様に健康に良い食品なのでしょうか?
またそもそも犬はゴマを食べても健康上問題のないものなのでしょうか。
今回は犬とゴマの相性について調べてみました。
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犬はゴマ(胡麻)を食べても大丈夫?
ゴマは古くから世界中で栽培され食用として使われてきました。
ゴマはゴマ科ゴマ属の一年草で、一般的に私達が見るものはゴマの種子になります。
主な成分は油分・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などで、非常にバランス良く栄養素が含まれています。
そこで、犬はゴマを食べても問題ないかどうかですが、結論からお伝えすると犬はゴマを食べても健康上の問題はないといわれています。
特に中毒となるような成分は含まれていないため、過剰に与えるようなことをしなければ基本的には問題の無い食材のようです。
それどころか効率的に与えることで犬の健康にとってもプラスになる要素もあるようです。
しかし、与え方を間違えるとマイナス(害を及ぼす)なこともあるので、それは追ってご説明いたします。
ゴマの栄養素
私たち人間においては非常に栄養素の高い食材として知られているゴマですが、具体的にどれほどのものなのでしょう。
ゴマを食べることによって期待のできる要素をいくつかご紹介します。
ゴマリグナン(セサミン)
ゴマに含まれている「セサミン」という成分は、非常に強力な抗酸化作用があるようです。
抗酸化作用とは、その名前通り、”酸化を防ぐ効果のある作用”の事を指します。
抗酸化作用がある成分を摂取することで、老化の予防効果に期待が持てるのだそうです。
よく、「ゴマはアンチエイジング効果がある」だなんて言われたりもしますが、それは老化の進行を防ぐ効果に期待が持てる「セサミン」が含まれているからなんですね〜。
また、活性酸素が増加することも原因の一つと言われているガンを予防する効果もあると言われています。
食物繊維
ゴマは食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腸内環境を整え、腸内細菌を良好に保つと言われています。
そのため、便秘気味の犬には効果的と言えそうです。
ただし、与えすぎると犬によっては逆に下痢になったりする場合もあるので、注意も必要です。
与える際の注意点
ご存知、ゴマは一つ一つ硬い殻に覆われていますよね?
犬に限った話ではありませんが、ゴマはそのまま食べてもほとんど消化されず、そのまま排泄されてしまいます。
消化されなければ栄養は吸収されませんので、栄養を求めて与えるのならば効率的ではありません。
そこで、出来るだけ効率よく栄養素を摂取するためには、
「すり潰してあげる事」
が最善のようです。
当然といえば当然ですよね。
人間ですら消化しにくいゴマですから、消化能力が人間より劣っている犬にしてみれば消化が難しいのは当たり前と言えます。
こうしたひと手間を加える事でより効率的に栄養素を摂取できます。
さらに、ゴマをすり潰した状態から時間の経ったものは酸化されて栄養素が落ちるといった特徴もあるので、与える直前にすり潰す事がベストです。(市販になっている既にすって売ってるものは酸化している可能性あり)
また、与えすぎない事も重要です。
先ほどご説明したように、ゴマは食物繊維が豊富に含まれています。
犬は人間に比べて消化する事が比べて苦手な動物なので、与えすぎる事によって下痢などの原因にもなりうると思われます。
アレルギーに注意
ゴマ自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
あくまでドッグフードを基本に
ゴマは上手に取り入れることで、犬にとっても健康に良い食材になりうるという事が分かりました。
それどころか調べてみると、ゴマ入りのお菓子や、セサミンの摂取を目的としたサプリメントも普通に販売していました。
サプリメントとして販売されるくらいですから、それほどセサミンは犬にとっても良い成分であるという事ですね。
とはいえ、やはり一般的には栄養のバランスが良くとれる様に配合された総合栄養食としてのドッグフードをメインにしてあげるのが私は基本だと思います。
あくまで補助的なものとして考えていた方が良いですね。
もし、家庭のゴマをこれから与えようとお考えの方は、最初は極々少量にしてあげて様子を見てあげてください。
ゴマに限った事ではありませんが、いくら体に良いとされるものでも、アレルギーが出る場合やその犬にあわない可能性もあるので注意してくださいね。
まとめ
■基本的にゴマは中毒となる様な成分は含まれていない
■与えすぎなければ健康面でプラスになる場合も
■すりゴマにしてあげとより効果的
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→犬が食べてもいいもの&食べてはいけないもの種類別一覧【野菜・果物・食べ物その他】
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