近年、若い女性を中心に大流行しているタピオカ。あの黒くて丸い可愛らしい形状にプルプルとした食感が癖になり、タピオカミルクティーの他、お菓子の材料や料理のトロミ付けなどにも用いられます。
ところで、犬もタピオカって食べられるのでしょうか?食べてしまった事で何らかの悪影響はあるものなのか。
今回は犬とタピオカの相性について調べてみました。
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犬はタピオカを食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、犬はタピオカを食べても健康上の問題はないと言われています。
タピオカとは、キャッサバという芋が原材料となり、根茎からとれたデンプンを加工して作られたものになります。キャッサバ自体には「シアン化合物」という有毒な成分が含まれているのですが、毒抜きの処理をする事で食べられるようになるようです。そして、キャッサバは南米などのサバナ気候や熱帯雨林気候の地域などで栽培されていることが多いようなのですが、現状毒抜き処理が済み、加工されたキャッサバのみ日本へ輸入する事ができるようです。つまり日本に入ってきている物は全て毒抜き処理が行われている物になるのでそういった意味での心配はありませんね。
ちなみに、タピオカ自体は、ほとんどが水・炭水化物・デンプンになり、犬にとって有毒となる成分が含まれていないため、基本的に犬も食べられる食材となります。
タピオカの栄養価
成分 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 84.6g |
炭水化物 | 15.4g |
でんぷん | 15.1g |
カリウム | 1mg |
リン | 1mg |
カルシウム | 4mg |
鉄分 | 0.1mg |
※引用元:食品成分データベース
タピオカってそもそも栄養価ってあるの?と思われる方が多いかと思われますが、タピオカの原材料は芋になるので、ずばり炭水化物が目に付きます。
茹でる事で水で膨らみ、カロリーこそ乾燥タピオカパールに比べれば落ちますが、100gあたり約260kcalとなっています。これは、白米のお茶碗一杯分とほとんど同じカロリーとなるため、犬はもちろんの事、私たち人間にとってもかなり高いカロリーになります。
その他の栄養成分はカルシウムやリン、カリウムや鉄分など少しだけ含まれていますが、ほぼほぼ炭水化物になります。よって、栄養成分を摂りたいがために私たちが食べているタピオカを食べさせるのは、非常に非効率で向いていない食べ物と言えるかと思われます。
タピオカを犬に与える際の注意点
先ほども触れていますが、タピオカは一見ヘルシーそうに見えますが、実はカロリーが高く、炭水化物の塊です。タピオカは「グルテンフリー」といって、食後の血糖値が上がりにくくダイエットに適している食材と言われていたりしますが、それは正しい食事をとり、上手に食事の制限ができ、栄養管理ができる場合です。
犬にしてみたら、単純に炭水化物が多く、カロリーが高いだけの食材になるため、ダイエットをしている犬や、肥満気味の犬には安易に与えない方が良いかと思われます。
また、最近はタピオカが入った市販で販売されている飲料が多くありますが、これらは犬には与えない方が良いでしょう。タピオカを入れるような飲料には、ほとんどが砂糖やミルクなどが多く含まれていますので、犬にとってはあっという間にカロリーオーバーとなります。もしどうしても犬に与えたい場合は、手作りのタピオカがおすすめです。それでも、基本的には犬にとってタピオカを与えるメリットはないので、与えるとしてもほどほどにしてあげてくださいね。
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