様々な洋食の付け合わせとして添えられているパセリ。料理の香りや彩りを加えるために添えられてることが多いわけですが、勿論人間は食べることのできるハーブになります。
では、犬は食べた場合はどうなのでしょう。成分上問題はないのでしょうか。
今回は犬とパセリの相性について調べてみました。
犬はパセリを食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、基本的に犬はパセリを食べても健康上の問題はないようです。
パセリはセリ科の野菜の一種で和名は「オランダセリ(和蘭芹)」と言います。一見癖があるので、犬にはダメかも。っと思われがちですが成分上、中毒を引き起こすなどといった問題はないようです。
それどころか、パセリには栄養成分を多く含んだ食材で、いわゆるスーパーフードです。
パセリの栄養価
まずは、成分表からご覧ください。
エネルギー | 43キロカロリー |
---|---|
水溶性食物繊維 | 0.6グラム |
不溶性食物繊維 | 6.2グラム |
カリウム | 1000ミリグラム |
カルシウム | 290ミリグラム |
マグネシウム | 42ミリグラム |
鉄 | 7.5ミリグラム |
亜鉛 | 1.0ミリグラム |
β-カロテン | 7400マイクログラム |
α-トコフェロール(ビタミンE) | 3.3ミリグラム |
ビタミンK | 440マイクログラム |
ビタミンB1 | 0.12ミリグラム |
ビタミンB2 | 0.24ミリグラム |
ナイアシン | 1.2ミリグラム |
ビタミンB6 | 0.27ミリグラム |
葉酸 | 220マイクログラム |
パントテン酸 | 0.48ミリグラム |
ビタミンC | 120ミリグラム |
※値は全て パセリ 葉 生 100グラムあたりの値
※参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
上の値はパセリの100グラムあたりの栄養素になります。
豊富なビタミン
具体的に何が優れているかというと、まず注目したのがビタミン。
ビタミンCは野菜の中ではトップクラスの数値です。ビタミンCが豊富に含まれている酸っぱいレモンで、100グラムあたり100ミリグラムなのでレモン以上ということになります。
一般的に、犬はビタミンCを体内で生成できる為、食べ物からわざわざ摂る必要はないと言われてきましたが、自ら生成できる量は限られており、ストレスや歳を取ると不足しがちになります。必ずしも無意味という事ではないと近年考え方が変わってきています。
また、ビタミンKやビタミンEも野菜の中ではトップクラスに含む食材になります。ビタミンEはカロテンなどと同様、強い抗酸化作用があります。
《ビタミンKが豊富な食材》
豊富な鉄分で貧血予防に
パセリには多くの鉄分が含まれています。鉄分は主に貧血の予防・改善に効果的と言われています。
また、ミネラルでいうとカリウムも野菜の中でトップクラスに含まれています。カリウムは余分なナトリウムなど老廃物などを排出する働きがあります。
アピオール成分で口臭予防に
パセリには有機化合物「アピオール」というものが含まれています。
アピオールには雑菌の繁殖を抑える働きがあるため口臭の防止にも役立つと言われています。
パセリを与える際の注意点
では与え方としてはどうするのがベストなのでしょうか。
パセリ自体は、生でも加熱した場合でもどちらでも問題ないようですが、栄養素という面ですと、生で摂取したほうがよりパセリの栄養が逃げずに効率よく摂取できます。
与え方としては、細かく刻み普段食べているドッグフードなどにトッピングしてあげると良いかもですね。
注意点としては与え過ぎない事。当たり前ですが、どんなに体に良いと言われる食べ物でも食べ過ぎるのは良くありません。
食物繊維も豊富に含まれており、犬にとっては消化し難い食材の一つなので、与えすぎない様十分注意してください。もし、食べた後に嘔吐や下痢といった症状が見られたら、その後与えるのは控え、獣医師さんに相談して下さい。
ドライパセリで保存期間アップ
パセリは、乾燥させておくと1ヶ月ほど保存でき便利です。
作り方も簡単なので、是非お試しあれ^ – ^
ドライパセリの作り方
②お皿の上にキッチンペーパーを敷いて葉を広げる。
③電子レンジで3分ほど加熱。
④乾燥したら粗熱を取り、手で揉んで細かくする。
※ビン、または密閉容器などに入れて保存
アレルギーに注意
パセリ自体に問題が無くても、中にはパセリなどのアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
あくまでスパイス程度に
普段は料理の引き立て役といった感じで、メインではなく脇役として目にすることが多いパセリですが、非常に栄養素が高い野菜ということがわかりました。
それは犬にとっても同じことで適正量であれば健康に役立つ食材でもあることは確かです。
一方で、繊維質の多い野菜でもあるので与えようとお考えの方は与え過ぎには十分注意してくださいね。
※その他のハーブと犬との相性について下記のページでまとめています。良かったらご覧になって下さい。
まとめ
■与えすぎなければ問題なし
■生の方が栄養をとりやすい
■細かく刻んであげる
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