色鮮やかな野菜で、炒め物や煮物など様々な料理で大活躍のピーマン。独特な苦味が美味しいピーマンですが、犬が食べても問題のない食材なのでしょうか。また、ピーマンとよく似た食材であるパプリカはどうなのか。
今回は犬とピーマンの相性について調べてみました。
犬はピーマンやパプリカを食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、犬はピーマンやパプリカを食べても健康上の問題は無いとされています。
そもそも、ピーマンとパプリカの違いについてですが、実は同じ品種なんだそうです。
同じ品種のため明確な違いや定義はないのですが、実の厚みや味で分かれています。参考元:https://tg-uchi.jp/topics/4291
収穫時期が大きく異なる為、味や栄養価こそ異なるものの、いずれも犬が食べても中毒を引き起こすといった心配は無さそうです。ただし、食べられると食べたがるは別の話で、苦味のある食材は基本的に犬は好みません。犬が食べたがらない場合は、無理に与える必要はないでしょう。
ピーマンの栄養価
緑黄色野菜であるピーマンは、栄養価も豊富に含まれています。ピーマンを食べた際に得られる効能などについていくつかお話ししていきます。
豊富なビタミン
ピーマンには、ビタミンA.B群.C.Kといったビタミン類を豊富に含みます。中でもビタミンCが多く、レモンの2倍ほど含まれています。これらビタミンは、加熱しても栄養価が消失しにくいのが特徴となるようです。
一般的に、犬は体内でビタミンCを生成できる為、食事で摂る必要はないと言われていますが、老犬や病気がちの犬は健康的な犬より多くのビタミンを必要とする為、必ずしも食事からビタミンを摂ることが無意味というわけではありません。
ちなみに、緑ピーマンが完熟すると赤ピーマンとなりますが、赤ピーマンは緑ピーマンに比べビタミンなどの栄養素が2〜3倍にアップするようです。
有害物質の排泄に
緑ピーマンに含まれるクロロフィルという成分は、鮮やかな緑色の元となる成分です。クロロフィルには血流の流れを助ける働きがあり、貧血予防や、有害物質の排泄作用が期待できます。
豊富なカロテン
ビタミンなどと同様、カロテンも豊富に含まれています。カロテンは体内でビタミンAに変換され、視力回復・粘膜や皮膚の健康維持・呼吸器系統を守る働きがあると言われています。
ちなみに、緑ピーマンにも多く含まれているカロテンですが、オレンジピーマンにはその30倍以上含まれているようです。
《カロテンが豊富な他の食材》

ピーマンの苦味の原因
ピーマンはあの苦味が好きな人も多いですが、子供にとってはその苦味が原因で嫌いな子も多いですよね。そのピーマンの象徴とも言える苦味の原因ですが、これはポリフェノールの一種であるクエルシトサンという成分が持つ渋味に、香気成分であるピラジンという成分が加わる事で苦味が生じるようです。
これまでは、アルカロイドの一種が苦味の原因と言われていましたが、近年の研究結果によると、クエルシトサン説が有力のようです。
ピーマンを与える際の注意点
種やヘタは与えない
ピーマンの種やヘタは取り除き与えないようにしましょう。生でも食べられますが、苦味が強いのと、少し硬い為消化が心配であれば加熱してあげると良いかもしれません。出来るだけ小さくカットして、出来るだけ消化をしやすくしてあげましょう。
与えられる目安量
上記の画像を参考に与え過ぎない事を意識しましょう。与え過ぎると消化不良の原因にもなります。
アレルギーに注意
ピーマン自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
与える場合もほどほどに
ピーマン自体は犬が食べても問題のない野菜の一つになりますが、基本的に総合栄養食であるフードを食べていれば与える必要は他の食材同様、さほどありません。
ピーマンそのものは栄養価が高く良い面もありますが、そもそも野菜自体が犬にとってそれほど重要な食材ではありません。人間と同じ様に野菜を食べさせると、犬にとっては負担となってしまう可能性もあるため、与えるとしても少なめに、ほどほどに与えるくらいがちょうど良いでしょう。
ちなみに、同じトウガラシの仲間である「ししとう」は犬に与えてはいけない食べ物の一つになりますので注意しましょう。

まとめ
◆犬はピーマンやパプリカを食べても問題なし
◆種やヘタは与えない
◆与え過ぎない様注意
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