私ははちみつが大好物で、色々なものにかけては食べていますが、犬ははちみつを食べても問題ないのでしょうか?
また栄養価の高いはちみつですが、それはワンちゃんにとっても同じなのだろうか?
色々調べてみました!
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犬ははちみつを食べても大丈夫??ボツリヌス菌に注意!?
犬にはちみつは…
まず結論からお伝えすると”犬にはちみつはグレー”です。
というのも、”はちみつ自体”には中毒を引き起こすような成分は含まれていません。
はちみつの主成分は糖分です。
砂糖より低カロリーで、ビタミンC、B1、B2、ポリフェノールなどが含まれており栄養的には非常に優れたものとなります。
では何故グレーなのか?
実ははちみつには稀に”ボツリヌス菌”という細菌の一種が含まれている可能性があるんです。
ボツリヌス菌とは?食べるとどうなる?
ボツリヌス菌とは土壌や海、湖、川などかなり広い範囲で分布しており、我々がよく口にする魚や野菜やビン詰などにも稀に含まれている可能性のある菌で、それを食べると食中毒を起こすことがあります。
はちみつも例外ではなく、稀に含まれている食品の一つで、海外産日本産問わず含まれている可能性があります。
そのため体力のない乳児は食べてはダメなんて言われたりしていますが、それは犬も同じで体が小さく体力のない子犬や老犬はより注意が必要です。
中毒を引き起こすと、吐き気や嘔吐、視力障害などがが現れるのが一般的で、重症例になってくると呼吸麻痺により死亡することもある非常に怖い中毒です。
一般的に犬によるこの中毒はあまり聞かない例ですが、可能性は0ではありません。
少しでもリスクを避けるのであれば与えないのが無難かもしれません。
ボツリヌス菌は火に弱い??
ボツリヌス菌の毒素は熱に弱いのが特徴です。
80℃で30分、100℃で10分を目安に加熱すればボツリヌス毒素の毒性はなくなるとされています。
なら加熱すれば安全なのでは?思いがちですが、はちみつの場合そうはいきません。
はちみつに含まれている可能性のあるのは、ボツリヌス菌の毒素ではなく「芽胞」というボツリヌス菌の種のようなものなのです。
この「芽胞」が体内に入ると大量のボツリヌス菌が増えて、毒素が産生され、重症のボツリヌス中毒を引き起こします。
ちなみにこの「芽胞」はさらに熱に強く120℃4分間(あるいは100℃6時間)以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。
人間の乳児同様、子犬など体力のない犬には控えて下さい。
その他の問題
はちみつはカロリーが高い食材です。
与え過ぎるとあっという間にカロリーオーバーになり肥満の原因になります。
さらに純粋なはちみつの他に、砂糖が含まれているはちみつも数多くあります。
より高カロリーなので特に注意しましょう。
また、個体によりけりですがはちみつを舐めるとお便が緩くなったり腹を下すこともあるようです。
食べた場合の対処法
ではもし食べた場合どうしたらいいのか。
そこは特に心配してあたふたする必要はないと思います。
あくまで問題なのは、”はちみつ”ではなくはちみつに稀に含まれている”ボツリヌス菌”の方です。
食べたからといって全ての犬が中毒を起こすことはありません。
ワンちゃんの食べ物に関しての考えは人それぞれなので、一概にこれはダメ、あれはダメとは言えません。
だからといってオヤツ代わりに簡単に与えていいのかと言われればそうした物でもないので、そこは誤解しないように注意しましょう。
まとめ
■はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性がある
■はちみつ自体には毒性はない
■子犬や体力のない犬は特に注意
犬用のお菓子などは大丈夫
ペットショップなどでは犬用のはちみつ入りお菓子(クッキーやボーロ)などが売られていますよね。基本的に健康な犬であれば、犬用のお菓子においては当然問題ないです。
ただし、下記のものは注意が必要です。
はちみつ漬けレモン
レモンなど柑橘類はソラレンという中毒性物質が含まれています。
少量であれば、問題ない場合がほとんどですが、念のため食べさせない方が良いかと思います。
はちみつ入りヨーグルト
健康な犬で少量であれば、絶対ダメというわけではないでしょう。
ただし、お腹を壊す可能性もあるので、もし与えるのならば極々少量が望ましいかと思います。
もちろん、ヨーグルトは無糖プルーンで。
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→犬が食べてもいいもの&食べてはいけないもの種類別一覧【野菜・果物・食べ物その他】
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