日本では古くからわかめを食べる文化があり、最も馴染みのある海藻の１つです。
わかめはミネラル類を中心に私達栄養豊富な食べ物ですが、犬はわかめを食べても問題はないか気になった事はありませんか？
今回は、犬とわかめの相性について調べて見ました。
後半では、わかめの一部である、メカブについてもお話し致します。
犬はわかめを食べても大丈夫！？毛並みがよくなるってホント？？
結論からお伝えすると、基本的に犬はわかめを食べても健康上の問題はありません。
まずわかめの成分を簡単にご説明します。
主に、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・マンガン・ヨウ素を中心としたミネラル類をはじめ、ビタミンK・B1・B2・B6・Cなどのビタミンも多く含まれています。
特に中毒になるような成分は含まれておりませんし、基本的に与え過ぎるような事がなければ問題ありません。
それどころか、ワンちゃんの体にとっても、良い成分でもあるようです。
わかめの栄養価
わかめは、海藻類ならではの栄養素を豊富に含んでいます。
わかめを食べる事で、摂取する事で期待のできる効能をいくつかお話ししていきます。
セルロース・アルギン酸といった食物繊維が豊富
共にタイプの違う食物繊維ですが、摂取することで便秘解消に期待がもてます。
またアルギン酸に含まれる”フコダイン”という成分は抗がん効果や抗腫瘍効果、また免疫力を活性化させてくれる効果もあるようです。
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わかめはヨウ素が豊富
ヨウ素とは、甲状腺ホルモンを作り出す材料になって、体内での新陳代謝を活発にしたり、新陳代謝を調整してくれる効果に期待が持てる成分。
何とこのわかめには、数ある食材の中で最も含まれているんだそうです。
甲状腺ホルモンは、体の新陳代謝を促進させて、骨格や脳の発達にも深く関わっているので、成長期の子犬なんかにも適した食材ともいえますね。
ビタミンA（βカロテン）
わかめに含まれるビタミンAは、目や皮膚の健康を保ちます。
さらに免疫力を正常に働かせる効果があります。
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わかめを食べると毛並みが良くなるってホント？
わかめを食べると、毛が黒くなる・強くなる・濃くなるなんて言われていますが、果たしてどうなのでしょう。
実はあれ、都市伝説や迷信に近いようなものなんだとか。
確かに髪の毛の成長に必要な栄養素は豊富なのですが、発毛効果などに関しては今のところ医学的に根拠が無いんだそうです。
栄養が豊富なゆえ、昔からそう伝えられてきたものなのかもしれませんね。
それはさておき、「犬の毛並みが良くなる」といった話も聞きます。
調べてみたところ、確かにそういった声は多いようです。私の知っているワンちゃんでもそう仰っていた飼い主様がいました。
先ほどお伝えした、ヨウ素は新陳代謝を活発にしてくれる効果に期待できます。
代謝を良くするということは、皮膚や被毛のターンオーバーなどや成長にも効果があるのかもしれませんね。
犬にわかめを与える際の注意点
わかめは犬に与えても問題のない食べ物とお伝えしてきました。
ただやはり注意点もあります。
与え過ぎないように気をつける
わかめは消化しにくい食材でもあるため、あんまり沢山与えるのは控えましょう。
食べ過ぎると嘔吐など消化不良の原因にも繋がってしまいます。
また、ミネラルが豊富な食材なので、摂りすぎには注意です。
塩抜き・極力加熱
塩蔵わかめはしっかりと塩抜きしてから使い、乾燥わかめはきちんと水で戻してから使用しましょう。
また、調理する時は極力細かく刻んで、さらに加熱して柔らかくしてあげたほうが消化の為にも良いかと思います。
当然、味付けなどは不要になります。
めかぶは大丈夫なの？
画像引用「http://www.wakame.co.jp/pro2.html」
わかめよりコリコリとした食感で、より粘り気がある「めかぶ」ですが、実はこのめかぶ、わかめと同じ海藻だったってご存知でしたか？
同じ海藻なのですが「部分」によって呼び方を分けられており、葉の部分が「わかめ」、根に近い茎の部分を「めかぶ」と呼ばれているようです。
同じ海藻なので、勿論めかぶも大丈夫ですが、わかめより硬く消化しにくいので、より細かくしてあげる必要があります。
ちなみに、わかめの一部の”メカブ”ですが、実はこの部位が最も栄養が豊富なんだそうですよ！
まとめ
以上のことから、わかめは量や調理を正しく行えば、与えても問題のない食べ物ということが分かりました。
適量であれば、犬にとっても体に良い栄養素が多く、健康維持や病気などの予防になるかもしれませんが、与え過ぎには注意が必要です。
人間でも消化の悪いわかめですから、消化する能力が苦手な犬はより難しいという事が想像できます。
健康に良い食べ物ですが、食べ過ぎると逆に害にもなります。
以上のことから普段食べている食事のバランスをよく考えてから与えて下さいね。
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