ツルッとしてコリコリっとした食感が癖になるもずく。
もずくは海藻類の一種で、もずく酢や、天つゆをかけて食べると美味しい食材ですよね。
ところで、人間同様に犬がもずくやもずく酢を食べても健康上の問題はないか、気になったことはありませんか?また海藻類なので、栄養面でもメリットがありそうですが、犬の場合でも良いのでしょうか。
今回は犬ともずくの相性について調べてみました。
犬はもずくを食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、犬はもずくを食べても健康上の問題はないと言われています。
もずくは、主に熱帯から温帯の浅い海からとれる、そうめんの様な細い形状をした海藻です。
もずくには、犬が食べても中毒を引き起こすような成分は含まれていないため、健康的な犬で、かつ適量であれば与えても問題はありません。
ちなみに、日本では約95%が沖縄産のもずくなんだそうですよ^_^
また、「藻につく」という生態から「もずく」と名前が付けられたんだとか。意外に簡単に名前って付けるんですね。笑
もずくの栄養価
もずくは独特のぬるぬる成分がありますが、このぬるぬる成分である「フコダイン」「アルギン酸」はじめ、ミネラルやビタミンなど体の健康を保つ上で必要とされる栄養素が多く含まれています。
もずくの栄養価をいくつかご紹介します。
もずくの成分量
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 97.7g |
炭水化物 | 1.4g |
食物繊維 | 1.4g |
βカロテン | 180μg |
ビタミンK | 14μg |
ナトリウム | 90mg |
カルシウム | 22mg |
参考:「食品成分データベース(文部科学省)」
フコダイン
まず、もずくに含まれる成分として真っ先に挙げられる成分で「フコダイン」があります。
フコダインにはコレステロール値を下げたり、抗酸化作用が強いことから、ガン予防や免疫力を向上させる効果に期待ができます。
また、フコダインにはアンチエイジング効果もあり、老化の原因となる活性化酸素も取り除いてくれるため、皮膚や被毛も健康に保ちます。
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食物繊維が豊富
もずくに含まれる食物繊維が善玉菌の栄養源になり、腸の活動を正常に整えてくれる効能があります。
食物繊維は便秘気味の場合に摂取すると良いとされる成分ですが、犬の場合摂りすぎはあまり良くないとされるので、与え過ぎには要注意です。
《食物繊維を多く含む他の食材》
セレンでガン予防
もずくに含まれるミネラルの一種セレンという成分を含んでいます。
セレンは抗酸化作用に優れており、人間の場合になりますが、セレンの血清濃度が高いほど皮膚・肺・前立腺などに生じるガンの発生率が低くなる事が報告されています。(Duffield-Lillico 2003)※犬の場合では報告がありませんので参考までに。
ただし、与え過ぎるとかえってよくない成分でもあるので、許容量にしましょう。
もずくを与える際の注意点
続いて、犬にもずくを与える際の考えうる注意点について、お話ししていきます。
与え過ぎに注意
もずくは食物繊維や水分が豊富に含まれています。
そのため、与え過ぎると消化不良の原因となり、嘔吐や下痢などを引き起こしてしまう可能性があります。
犬の体のサイズによって一概にこの量が適量とは決め付けられませんが、常識の範囲内の量にしておきましょう。
ヨウ素が含まれている
もずくには海藻類に多く含まれているヨウ素が含まれています。
ヨウ素は適量であれば、犬の体の健康を保つ上で必要不可欠な栄養素ですが、過剰に獲り過ぎると甲状腺の病気の原因となってしまいます。
いずれにしても与えすぎるような事はしない方が無難です。
もずく酢は食べても大丈夫?
もずくといえば「もずく酢」が定番ですよね。
そこで犬はもずく酢を食べても問題ないのか、どうなのかというと「基本的には問題ないが、そもそも食べたがらない」かと思われます。
純粋なお酢はかなり刺激が強く、犬にとって苦手な臭いなんだそうです。
無理に食べさせる必要も無いので、嫌がるのであれば与えなくても良いのではないでしょうか。
アレルギーに注意
もずく自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
海藻類なのでほどほどに
もずくはとてもヘルシーですし、スーパーなどでも手軽に購入しやすい商品です。
基本的に健康的な犬で、許容量であれば犬にもずくを与える事もできますが、海藻類ならではの問題点もあり、過剰に摂取するような食材ではありませんので、その点はご理解下さい。
他の食べられる食材同様、あくまでオヤツやご褒美などや、手作りフードなどのトッピング程度に考えておくと良いと思います。
まとめ
◆犬にもずくを与えても大丈夫
◆デメリットもあるので与えすぎない
◆アレルギーがある犬には与えない
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