料理の香り付けや、薬草、保存料、防虫など様々なものに利用されるハーブ。
現在世界に沢山の種類のハーブがあるわけですが、人間が食べられるハーブは犬が食べられるかどうか気になったことはありませんか?
種類にもよりますが、リラックス効果や薬草など、健康促進しても用いられる事のハーブですが、犬も同様に効果があったりするのでしょうか。
今回は犬とハーブの相性についてしらべてみました。
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そもそもハーブとは?
ハーブとは定義として、薬効成分が確認された植物の事を総称してハーブと呼んでいます。
一般的に西洋で伝統的に料理や薬草、保存料や香料として用いられた植物を指します。
ハーブの歴史はとても古く、医学的に使用しているのは約5000年ほど前から使用されていると言われています。
当時はきちんとした効用は認識されておらず、数もそんなに多いものではなかった模様ですが、現在では約2000種類くらいのハーブがあると言われています。
ハーブを用いるメリットは?
ハーブは古来より、私達人間において薬草などでも用いられたりしている馴染みのある植物です。先ほども触れましたが、そもそもハーブは薬効成分が確認された植物の総称となるため、栄養価はもちろん、リラックス効果や不足している他の栄養をとるためのサプリなどに含まれたりと、多くのものに使用されています。
犬にもほぼ同様の効果を期待ができ、特にシニア期になるとカラダの不調などが出てくることもあります。普段の食事だけでは補いきれない場合など、取り入れている飼い主様もいるようです。
ハーブは香りが強かったり、少し独特な味がするものが多いことから「犬にハーブを食べさせても大丈夫なの?」と思われる方もいると思います。
ハーブには沢山種類があり、食べさせたら問題のあるハーブもありますが、食べても問題のないものもあります。
ハーブの食用については専門的な知識が必要で、安易に与えると危険となるものもあるので、正しい知識を持ち合わせていない場合はやたらむやみにあげるのは止めておいた方が良さそうです。
食べても問題のないハーブ
ここから食べても問題のない代表的なハーブをいくつかご紹介していきます。
※犬の個体によっては例外となる場合や悪影響となる場合もあります。必ずしも問題がないわけではありませんし推奨しているわけでもありません。あくまで参考程度と捉えていただけると幸いです
ローズマリー
ハーブの定番ローズマリー。
肉料理などのニオイ消しなどに使われ、味や香りもスゥーッっとしたイメージでいかにもハーブといった感じです。
ローズマリーには、抗アレルギー作用と抗炎症作用を持ったロスマリン酸と呼ばれる成分を含んでいます。
オレガノ
ピザやパスタなど、主にイタリアン料理でお馴染みのハーブです。
抗菌作用があるカルバクロール・チモールといった成分が含まれており、病気予防や老化防止などに有効と言われています。その他にも消化促進や胃もたれ防止の効果もあるようです。
カモミール
ハーブの中でもメジャーなハーブです。
カモミールは胃腸を元気にする・利尿作用・口臭予防・リラックス効果などの効果があると言われています。
ただし、妊娠中の人や犬が食べる場合は注意が必要なようです。
また、カモミールの香りを嗅がせるだけでも十分リラックス効果は得られるようですよ。
ローズヒップ
ローズヒップは東欧、北欧などが原産の植物です。
別名「ドッグローズ」と呼ばれるほど古来より動物達の栄養価の高い自然の治療薬と親しまれているようです。
ローズヒップは、健康維持・老化防止・免疫強化などの効果があると言われています。
しそ(大葉)
日本を代表するハーブの1種”しそ”は犬が食べられるハーブの一種です。
成分は主に、ビタミン類・βカロテン・カルシウム・カリウムなどなど沢山の栄養が含まれています。
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アルファルファ
アルファルファはスプラウトの状態で私達人間はサラダとして食べる事がある他、牛などの牧草として使われる事があるハーブの一種です。
栄養バランスに優れており、ガン予防や抗炎症作用に効果があると言われています。
パセリ
様々な料理の脇っちょに添えられてるハーブの一種。
パセリはビタミンや鉄分が豊富で、鉄分は主に貧血の予防・改善に効果的と言われています。
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食べたらいけないハーブ
観賞用としてペットの身近に置くものも(観葉植物など)、中には危険なハーブである可能性もあります。
犬が食べたら問題であると言われる代表的なハーブをいくつかご紹介していきます。
ジャスミン
ジャスミンティーなどでも有名なジャスミン。
ジャスミンティーはノンカフェインのタイプのものもありますが、犬が摂取すると中毒を起こす可能性があるようなので与えないように注意しましょう。
マリーゴールド
ハーブティーなどでよく使用されるハーブです。
マリーゴールドは、犬が摂取すると中毒を起こす可能性があるようなので与えないように注意しましょう。
ユーカリ
コアラの食べ物として、またはフラワーアレンジの花材と知られるユーカリ。
ユーカリは品種が多く、中には毒性のあるものも含まれるため、犬には与えないように注意しましょう。
ヨモギ
お餅などで良く使われるヨモギは、犬にとって危険と言われる植物です。
道端にもよく生えている身近な植物なので、散歩の時などにも口にしないように注意が必要かと思います。
※上記で紹介したものは一部で、他にも犬が食べてはいけないハーブは沢山あります。下記のページにも記載してあるので是非参考にしてみて下さい。
ハーブをあげる際の注意点
ハーブを上げる場合は、出来るだけ細かく刻んであげて、少量を普段の食事にトッピングしてあげましょう。
独特な香りや味がするので、食べない事もありますが、その場合は無理にあげなくも良いのではないでしょうか。無理にでも食べさせる必要はありません。
また、初めての場合犬に合わない場合も考えられるので、特に少量にしてみて様子を見て上げましょう。
与える量にも注意が必要です。小型犬~超大型犬まで体の大きさが異なるため、一度に食べられる量にも差があることを理解してあげて下さい。
適切な量を間違えたり、体調に良し悪しによってはかえって逆効果となってしまう場合もあるようです。
食事以外の利用法
ハーブは食事以外にも利用法があります。
カモミールやラベンダーなどのハーブティーをグルーミングスプレーとして利用できます。
シャンプー後のリンス代わりや、ブラッシング後に軽くかけてあげるなどの利用法があったりしますね。
ラベンダーの香りは犬にとってもリラックス効果や安眠効果があると言われています。
あげるなら正しくあげること
ここで挙げた例は一例です。
この他にも、食べても問題のないハーブや食べさせてはいけないハーブも紹介しきれないほど多数存在します。
基本的に正しい食事を取っていて健康的な犬であれば、ハーブは必ず取らなければならないものではありません。あくまで健康維持の為の補助食くらいに思っていただいて良いかと。
また、万が一食べてはならないハーブを口にしてしまった場合は、すぐに病院へ行き獣医師さんに見てもらうようにしましょう。
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