茹でたり、炒めたり何かと食べる機会の多いブロッコリーですが、旬と言われる時期は冬などの寒い時期になります。
栄養が豊富で、食感の良く独特な甘みのあるブロッコリーですが、犬はブロッコリーを食べても人間同様健康に良い野菜なのでしょうか。また、健康上の問題はないものなのでしょうか。
今回は犬とブロッコリーの相性について調べてみました。
犬はブロッコリーを食べても大丈夫?スプラウトは??芯や量には注意。
結論からお伝えすると、犬はブロッコリーを食べても健康上の問題はないようです。
89%が水分でできているブロッコリーですが、食物繊維を始め、ミネラル類やビタミン類などバランス良く栄養が含まれていることで知られています。
ブロッコリーは、キャベツなどと同じアブラナ科の野菜の一つで、沢山摂取してしまうとかえって良くない場合や、甲状腺に不安がある犬には良くない場合もありますが、基本的に健康状態が良い犬であれば食べても問題のない野菜と認識しておいて良さそうです。
ブロッコリーの栄養素
ブロッコリーは鮮やかな見た目や歯応えがあって人気の高い野菜の一つ。そんなブロッコリーですが、栄養価も高い食材になります。
ここではブロッコリーを食べることによって得られる、栄養素をいくつかお伝えしていきます。
スルフォラファン
あまり聞きなれない言葉かと思いますが、ブロッコリーには「スルフォラファン」という、ファイトケミカルの一種が含まれています。
この成分は体内の解毒作用や抗酸化酸素の生成を促進し、体の抗酸化力や解毒力を高める効果に期待が持てるんだそうです。
ビタミンで疲労回復&ガン予防&老化防止に
ブロッコリーには、ビタミンCを始め、ビタミンE、ビタミンB6、パンテトン酸、葉酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2などビタミン類が豊富に含まれています。
これらの栄養素は犬の健康を保つ上で必要とされる栄養素で、疲労回復&ガン予防&老化防止などに効果的とされています。
ちなみにビタミンCの含有量はレモンの約2倍と言われているので驚きです!
ビタミンの他にも、
・カリウム
・鉄分
・カルシウム
・マグネシウム
・亜鉛
など、ミネラル分も豊富に含まれています。
また、食物繊維も程よく含まれているため、便秘気味のワンちゃんにとっては、腸内の動きを良くし、腸内をお掃除してくれる働きがあるため、便秘改善に適しています。
ただし食物繊維のとりすぎはかえって良くないので気をつけて下さい。
ブロッコリースプラウトは大丈夫?
最近話題のスーパーフード「ブロッコリースプラウト」の事はご存知でしょうか。
ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーの発芽直後の新芽の事で、最近ではスーパーなどでもよく見かけるようになったと思います。
実はこのスプラウト、ブロッコリーの本体(ブロッコリー自体)よりも、さらに強力なスルフォラファンが含まれていると言われています。
もちろんこのスルフォラファン以外にも、カルシウムやビタミン類などの栄養素も豊富に含まれているため、健康志向が高まっている現在、とても注目されているんだそうです。
そしてここが本題になりますが、犬もブロッコリースプラウトは食べても問題ないとされています。
あくまで許容量になりますが、極端に沢山与えるようなことをしなければ、基本的に問題ないようです。
与える際の注意点
消化しにくい
ブロッコリーは芯の部分が固く、繊維質が特に多い野菜です。犬は人間に比べ消化する事が苦手なため、繊維質が特に多く固い芯は、あまり向いてないと言えるかと思います。
よって、与えるのであればよく茹でて細かくカットして与えるなり、できるだけ消化しやすくなる様に一工夫が必要になります。芯を与える場合は、柔らかくなるまで加熱し、できるだけ小さくしましょう。
甲状腺に問題がある子は注意
また、アブラナ科の野菜を犬が食べ過ぎると、甲状腺の機能低下を引き起こしやすくなると言われています。甲状腺の健康を保つ上で必要な栄養素「ヨウ素」の吸収を邪魔し、結果甲状腺に負担をかけやすくなってしまいます。
よって、ブロッコリーなどアブラナ科の野菜は日常的に与えすぎるのは良くないという点を理解しておきましょう。
さらに、元々甲状腺に問題のある子にはあまり良くないものであると認識しておいてください。
茹で汁などは与えない
ブロッコリーには、シュウ酸と呼ばれる成分も含まれています。シュウ酸は、カルシウム結石や腎臓結石の原因となる成分になります。茹で汁などは、野菜から抜けたシュウ酸などが多く含まれているため与えない様にしましょう。
与える目安量
上記の表を参考に与え過ぎる事のないようにしましょう。どんなに栄養価の高い食べ物でも、摂取する量が多過ぎると、時に悪影響を及ぼす可能性があります。あくまで、適量にバランスよく摂る様にしましょう。
アレルギーに注意
ブロッコリー自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
常識の範囲内で
ブロッコリーは栄養価の高い野菜で、犬にとっても、健康を保つ上で必要とされる成分を多く含みます。ただし、それは常識の範囲内で与えた場合になります。
人間でもそうですが、偏った食事や、一度に沢山食べたりするとよくありません。何事もバランスが大事ですよね。
また、繊維が多い野菜なので、食べ過ぎると下痢や嘔吐となるため注意してあげて下さい。
まとめ
・基本的に食べても問題なし
・繊維が多いため芯の扱いには注意
・ブロッコリースプラウトも大丈夫
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