多肉植物やサボテンなどでよく使われる用語をまとめてみました。
五十音の頭文字をクリックしてお探しの用語の情報をご覧頂けますので、知りたい内容を調べる際などにご活用下さい。
あ行
赤玉土
古くから使われている用土の一種で、関東平野に広がる火山灰が降り積もって出来た土壌、関東ローム層の赤土から作られています。
多くの植物の万能用土として使用される事が多く、多肉植物においても広く使われています。
ウォーターマーク
葉の成長した跡が残る事を、多肉植物界では「ウォーターマーク」と呼びます。
SP
品種名の後につく「SP」とは品種不明の事を言います。
か行
カキ仔
親株の茎や幹などから新たに出てくる苗をカキ仔と呼ばれています。
厳密に何をカキ仔と呼ぶのかは決まっていませんが、実生苗と区別する為に呼ばれる事が多いです。
カット苗
多肉植物の茎からカットした苗で、根が無い苗の事を言います。
フリマアプリなどで販売している苗はカット苗の物が出品されている事が結構多いです。
鹿沼土
栃木県鹿沼市産出の軽石の総称。
通気性、排水性、保水性が優れている事から園芸用土として古くから親しまれています。
株分け
植物の株が増えて(子吹く等)複数になった苗を分けて取り外す事。
休眠期
季節により、一時的に成長が停止する期間をさします。
休眠期は植物の種類によって時期が異なり、休眠期中は水やりや置き場所などに注意する必要があります。
群生
同じ種類の植物が、子供が沢山群がってはえること。
化粧砂(化粧石)
植物を鉢に植えた際、用土があらわにならないように、表面に敷き詰める砂、または石のこと。
軽い土などが風に飛ばされない為、水持ちの為、観賞価値の為、用途によって使われる土も様々です。
原種
品種改良以前の、元の植物。
原産地で、元から自生している在来種。
さ行
挿し穂(挿し木)
繁殖方法の一つ。
増やしたい植物の茎や枝を切り、土に挿す方法。
成長点をリセットするという意味では、胴切りと内容は同じ。
遮光
「光を遮る(さえぎる)」という文字通り、外からの光を遮断する事です。
多肉植物の場合、光が強すぎる場合などに遮光して苗にダメージを与えないようにする事があります。
芯止め
多肉植物の一番中心の頂点にある成長点をエグッて、潰したりする事で強制的に子吹かせる方法。
似た繁殖方法で、胴切りというものがあります。
成長点
茎頂や根端の細胞分裂の旺盛な部分で、常に細胞分裂を繰り返し、新しい植物体を作り出している部分。
ロゼットの真ん中の新しい葉が出てくる部位をさします。
石化(セッカ・イシカ)
石化とは成長点が乱れ随所に生じ、不定形かつ予想外に育つ事を言います。
子株が次々に出てきて、石化の他にも獅子化と呼ばれる事もあります。
学名では「forma monstrosa」(または f. monstrosa / f. monst.)と書かれる。
先祖返り
親に現れていない特徴を引き継がず、先祖の遺伝子の特徴が子に現れる事。
班入りの葉挿しなどをするとほぼ先祖帰りすると言われてます。
た行
多頭
本来は一苗しかない主枝が何らかの理由で二苗以上になる事。
強制的に胴切りなどをすれば多頭になる事もあります。
爪
葉っぱの先(先端)部分を「爪」と呼ぶ事があります。
品種によって爪の特徴は様々あります。
綴化 (てっか)
綴化とは成長点が一直線に繋がり、不規則に扇状に成長する事を言います。
石化と混合されやすいですが、成長のしかたに大きな違いがあるので注意。
学名では「forma cristata」(または f. cristata / f. crist.) と書く。
徒長
植物の茎や枝が必要以上に間延びしてしまうことをいいます。
徒長の原因は沢山ありますが、主に日光不足であったり、必要以上に水を与えてしまう事で徒長してしまう事が多いです。
徒長した苗は胴切りなどで仕立て直す事が可能となっています。
な行
夏型
植物の生育タイプ。
夏の気温の時期に成長する植物を夏型と呼んだりします。
アガベ・サンセベリア・カランコエなどの多肉植物がこの「夏型」のタイプになります。
錦
主に班入りの事を「錦」と呼んでいます。
元々は突然変異で葉緑素が無く、まだらに白や黄色などの筋が入っている物で、観賞価値が高く希少な事から通常の物より高値で取引されています。
抜き苗
一般的に土に挿していた苗を抜いた物を「抜き苗」と呼びます。
カット苗と違い、抜き苗は基本的に根が付いている状態が多いです。
根腐れ
高温や蒸れ、病気や水のやりすぎなどが原因で根が腐る事も「根腐れ」と呼びます。
苗の調子が悪い時は根腐れが原因で起こる事もあります。
根挿し
多肉植物の繁殖方法の一つ。
生きている根を土に挿して置くと、そこから新たな成長点が発生する場合があります。
根挿しのできる品種は限られており、多肉植物では主にハオルチアなど根が太い品種が根挿しする事が可能と言われています。
は行
hyb(ハイブリッド)
片親不明の交配種の事をhyb(ハイブリッド)と書かれる場合があります。
葉挿し
多肉植物の繁殖方法の一つ。葉を根元からちぎって適切な場所で管理すると、ちぎった根元から根や芽などが新たに出てくることがあります。品種や種類によって成功率が大きく異なるのもこの葉挿しの特徴になります。
鉢底石
鉢底石とは、その名前通り鉢の底に敷き詰める石の事をさします。
主に水はけを良くする目的で使用されます。
発根
名前の通り「根が発生する事」になります。
主に韓国苗などの海外から輸入される多肉は、カット苗となりますので、発根していない場合が多いです。
春秋型
植物の生育タイプ。
春や秋の気温の時期に成長する植物を春秋型と呼んだりします。
ハオルチア・エケベリア・セダムなど多くの多肉植物がこの「春秋型」のタイプになります。
日向土(ボラ土)
九州宮崎県南部で産出される軽石の一種。
排水性が良い事から、多肉植物の用土や鉢底石として良く使用されます。
ボラ土やボラ石と呼ばれる事もあり。
班・班入り
基本的に単色で構成される葉の組織が、なんらかの理由で白または黄色などの筋が入る事を班入りと呼ぶ事があります。
学名では「forma variegata」 (または f. variegata / f. varieg.)と書き、 品種名の最後に「錦」と呼ばれる事もあります。
普及種
その名前通り「市場で普及している種類」の事を普及種と呼びます。
普及種は安価で手に入りやすい苗が多いです。
札落ち
品種が不明の苗の事。
親やその品種名が不明である事から、安価になる傾向にあります。
冬型
植物の生育タイプ。
冬の気温の時期に成長する植物を冬型と呼んだりします。
冬型といっても、マイナスになるような寒さには弱いので注意しましょう。
アエオニウム・リートープスなどの多肉植物がこの「冬型」のタイプになります。
変種
何らかの原因で、突然変異した苗の事。
葉の形、色など、通常の原種とは姿が異なる。
外国語では「Var = Varietas」などと表記される事が多いです。
ま行
間延び
いわゆる「徒長」の事。
多肉植物に置いての間延びとは、締まりがなく、苗が伸びている時などに使われる事が多いです。
実生
「種から育てた苗」の事を実生と呼びます。
カキ仔や葉挿しなどで増やした物と比べ、それぞれ異なったDNA(遺伝子)の為、価値は高く高値で取引されています。
や行
寄せ植え
一つの場所(鉢)に様々な品種の苗を植える事。
ら行
ロゼット
葉が重なり合って放射状に広がる花の様な形になる事を言います。
英語で”rosette”と書きます。
わ行
脇芽
脇芽とは葉と茎の間(横)から新たに発生する成長点です。
気になる用語は見つかりましたか?
サボテンや多肉植物を始めたばかりだと、知らない単語が飛び交っていてわからない事が多いですよね。
私も知らない事ばかりで、簡単に調べられるページがあれば良いなとの思いから、このようなページを作成してみました。
今後も、随時追記していきますので、他にもありましたらコメント欄にてこんな用語もあるよって教えていただけたら幸いです。
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