多肉植物の班入り・錦特集!班入りタイプの種類や育て方・特徴・特性まとめ

多肉植物関連

園芸をされている方であれば、聞いた事がある「班入り」。

緑色の葉に白・黄色・赤などの筋が入り、姿形は通常の品種と同じですが、色味が異なる少し変わった種。

そんな植物たちを「班入り」や「○○錦」などと呼ぶ事があります。

今回は、そんな班入り・錦の特徴や育て方などを解説すると共に、我が家で育てている班入り苗を併せて紹介していきます。

 

多肉植物の班入り・錦特集!班入りタイプの種類や育て方・特徴・特性まとめ

何故班入りの植物ができるのか

植物に斑が入るのは様々な原因によるもので、完全に解明されていない場合も多くあります。

通常の遺伝によるもの。

突然変異によるもの。

栽培する環境によって葉緑素が作られず班入り化するもの。

ウイルスの感染により葉緑体が破壊されるケースもあります。

 

班入りの多肉植物は育てるのが難しい

植物における斑入りとは、葉や組織の細胞内に含まれている葉緑素の全てあるいは一部が失われる現象です。

葉緑素は植物の光合成に必須の材料である事から、斑入り植物は通常の植物と比べると光合成能力が著しく低下します。

つまり、通常の種より丈夫ではなく、栽培するのが少し難しいのです。

 

具体例を挙げるとすると、まず一に「強光に弱い」点です。

当たり前ですが、班入り植物は葉緑素が少ないので、強い光にあたるとすぐに痛んでしまう傾向にあります。

 

葉焼けしたウエストレインボーです。

真夏の直射日光などにガンガン当たる場所で管理していると、種類にもよりますが、葉焼けといってあっという間に焦げたり、場合によっては枯れて死んでしまう事もあります。

とはいえ、葉焼けに怖がり、影で管理すると徒長する事もあるので、とにかくそのさじ加減が慣れるまで非常に難しかったりするわけです。

 

当然苗自体も弱いと考えて栽培したほうが良いです。

葉緑素が少ないので、当然光合成の効率も通常のものより上手く出来ないですし、成長スピードも遅かったりします。

これは属や品種に限らず、斑入りの多肉植物は、「別物」として管理するのをオススメします。

 

班入り多肉植物の増やし方

多肉植物においての増やし方では、「葉挿し」が最も安易でリスクも少ない増やし方だと思いますが、この班入り多肉植物に限っては、そんな事はありません。

班入り多肉の多くの種類で言える事ですが、葉挿しをして芽が出ても、「先祖返り」もしくは「全班」といって、班がない真緑の状態になるか、葉緑素が全く無い真っ白な状態の芽が出てくるケースが殆どです。

成功率が低く、そうなると効率も悪くなるので、ここでは「胴切り」をオススメします。

 

胴切りしてから約4ヶ月ほど経過したアプリコット美人。

胴切りの場合ですと、たまに「先祖返り」や「真っ白」な個体も出てくる事もありますが、わりかし通常の班入りが出る成功率も高いと思います。

もちろん、切った上側も数として減る事も無いので、これが安心だと私は思います。

 

もう一つに、「実生」で増やす方法があります。

これは少し上級者の方向けになってしまうのですが、要は「交配」です。

班入りの親(ここでは母親を班入り苗とします)を交配の親にして交配、結実し、種から育てると、稀に班入りの苗が生まれてくることがあります。

 

我が家の班入り多肉植物

我が家で栽培している班入り多肉の一部を紹介します。

エケベリア、ハオルチア中心となります。

 

エケベリア マケベニア錦

エケベリア マケベニア錦。

中央がほんのりグリーンに色づき、エッジにかけて大きく白く班が広がる種類です。

季節によってエッジの部分がピンクに色づく美しい品種です。

 

エケベリア アンパン錦(エンファント錦)

サイズが大きめ、黄色に近い覆輪班が特徴的なエケベリア。

葉焼けが怖くて、甘やかしていたせいか少し形状が崩れてきちゃっています。

 

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エケベリア サブセシリス錦

メキシコ原産の「ピーコッキーサブセシリス」の斑入り品種で、サブセシリス錦の他に別名「モーニングライト」とも呼ばれている品種です。

ロゼットに覆輪斑が非常に美しい品種。

 

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「コンプトン カルーセル」の名前が正しいですが、日本では韓国名である「ルノーディーン」が一般的。

はっきりとした班が美しい品種です。

 

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エケベリア ウエストレインボー

ウエストレインボー

ピンク・白・紫・緑などが混ざった色をしているエケベリア。

美しいカラーが人気の品種です。

 

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パキベリア属の多肉植物。

別名「パウダーパフ錦」とも呼ばれている品種です。

 

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日本原産の「岩蓮華(イワレンゲ)」の斑入り種です。

 

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グラプトべリア ティテュバンス錦

クリーム色の覆輪斑に、中心にかけて薄っすらとした緑色のすじが入った肉厚は葉が特徴的。

こちらは胴切りで増やすのがポイント。

 

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クラッスラ 火祭り錦

南アフリカ原産のクラッスラ属の多肉植物で、その斑入りである「火祭り錦」または「火祭りの光」。

挿し木でボコボコ増やせます。

 

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ハオルチア属の玉扇 北斎錦という品種。

扇状になる葉に薄っすらと班が入った個体。

 

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コレクタという種類の班が入った個体。

窓の網目模様が特徴的。

 

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ハオルチア タイガーピグ錦

「ピグマエア」と「毛蟹」と呼ばれるハオルチアの交配種で班が入った個体。

大きくなると、よく子吹きます。

 

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ハオルチア オブツーサ錦

ハオルチア オブツーサ錦。

班の偏り方がはっきりした苗です。

 

ハオルチア グリーン玉扇錦

透明感のある見た目に、鮮やかなグリーン色をしたハオルチア。

玉扇の中では薄い葉をしています。

 

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ハオルチア マグニフィカ錦

レツーサ系の仲間であるマグニフィカの班入り種。

 

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ハオルチア アスペルラ 姫美人錦

ネット通販やフリマアプリなどでかなり出回った種。

これも良く子拭きます。

 

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ハオルチア ピリフィラ錦

班入りですが、普及種に分類される種。

環境によっては、かなり伸びて見た目が悪くなる。

 

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ハオルチア クラシコ錦

コレクタ系のハオルチア。

派手な班で、管理している苗ではもっとも観賞価値があると思います。

 

ハオルチア 0Mオブツーサ錦

派手な班が特徴的な個体。

成長点が怪しい(葉緑素がなくなってきている)ため、胴切りして仕立て直し中です。

 

ハオルチア ???

ラベル落ちのハオルチア。

 

アガベ 王妃雷神錦

アガベ属の中でも小サイズの品種。

成長期になると、良く子吹く人気の品種。

 

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班入りの多肉は美しい!

今回は、班入りの多肉植物を紹介してきましたが、その魅力をお分りいただけたでしょうか。

値段も若干高く、管理も少し気難しい個体ですが、その姿は通常の苗とはまた違って、個性があり育てていると、より一層愛くるしさも増していく不思議な魅力があります。

通常の個体とはまた違った魅力がある斑入り品種を、ぜひ集めてみてください!

 

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