オレンジは甘酸っぱくみずみずしい果実で、主にオレンジジュースやオレンジゼリー、飲料類やお菓子など様々な食品に用いられていますね。
香りもよく、そのまま食べても美味しいフルーツですが、犬はオレンジを食べても問題ないものか気になったことはありませんか？
今回は犬とオレンジの相性について調べてみました。
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犬はオレンジを食べても大丈夫？
結論からお伝えすると、基本的に犬はオレンジを食べても健康上の問題はありません。
オレンジはみかんなどと同じ柑橘系の果実です。
オレンジにはいくつか種類がありますが、私達にとって最もみじかなものがバレンシアオレンジというオレンジになります。
オレンジは水分量が豊富で、栄養面ではビタミン類やミネラル、食物繊維が多く含まれており、犬にとって有害となる成分は含まれていないため、基本的に少量であれば与えても問題はありません。
ただし、糖分もそれなりに多く含まれているので、肥満気味のワンちゃんにはあまり良くないかもしれませんね。
オレンジの栄養
上記でも触れていますが、オレンジはビタミンを始め多くの栄養素が含まれています。
オレンジに含まれる代表的な栄養素をいくつかご紹介します。
疲労回復・夏バテ防止
オレンジには果糖・ショ糖・ブドウ糖などの糖質が含まれています。
これらの糖質を摂取すると、疲労回復や夏バテ時の回復促進・エネルギー補給に役立つと言われています。
元気がない時や、夏バテ時などには有効で、さらには良い水分補給にもなります。
便秘予防に
オレンジには、ペクチン（水溶性食物繊維）と有機酸という有機化合物の酸が多く含まれています。
これらは便秘改善や便秘予防に役立つと言われています。
ストレス軽減に
オレンジを始め、柑橘系の芳香成分「リモネン」はリラックス効果やリフレッシュ効果があると言われています。
マウスを使った実験でもリラックス作用や抗不安作用などの効果があったことから、これは人間以外の動物にも効果的とも言えそうです。
食べる際の注意点
みかんやオレンジの白い筋や皮ですが、あの部分は栄養が多いことから私達人間の場合食べた方が良いとされていますが、犬は消化が苦手な動物です。
特にオレンジの皮や筋は非常に硬く、消化に良くないので食べさせないように注意しましょう。
勿論、表の皮も同様に与えないようにして下さい。
実の部分を与える際は、極力小さくカットしておやつ程度（1カット程度）で与えるのが好ましいかと思います。
あくまで与えすぎないことを意識して下さい。
オレンジジュースやオレンジアイスは？
一般的に市販などで販売されているオレンジジュース（人間用）は加糖されているもの、甘味料が含まれているものが多いです。
犬にとっては糖の過剰摂取となってしまうので与えない方が良いかと思います。
ミキサーなどを使用した生絞りジュースなどであれば特に問題ないかと思います。
オレンジアイスも同様に、甘味料や加糖されている可能性が高いので市販のものは与えない方が良いかと思います。
アレルギーに注意
オレンジ自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
あくまでおやつ程度に
オレンジは少量であれば、基本的には与えても問題のない果物です。
犬の好みにもよりますが、オレンジの実は甘いので好んで食べる子が多いかと思います。
とはいえ、与えすぎるとカロリーもそれなりに多く肥満の原因になったり、場合によっては嘔吐や下痢の原因になってしまいます。
基本的な考えとしては、与えなければいけないものというわけではありませんので、あくまでたまにあげるご褒美、おやつ程度にほどほどにしておきましょう。
まとめ
■基本的に与えすぎなければ問題なし
■皮や白い筋などは消化に良くないので与えない
■カロリーが高い方なので肥満気味の犬には注意
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