当たり前過ぎたので、この記事を書くか迷ったのですが、結構聞いてこられる方がいたりしたので、お話しする事に致しました。
今回は犬とたらこや明太子の相性について調べてみました。
犬はたらこや明太子を食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、犬にたらこや明太子は与えていけません。
たらこは、名前の通りタラの卵巣を人間用に味付け(加工)したもので、一般的にはスケトウダラという種類の魚の卵巣を塩漬けして作られています。
人間が食べても塩っ辛さが分かるように、犬からすると塩分が多過ぎるのでたらこは犬に与えてはいけません。
塩分以外にも理由は多々ありますので、一つづつご説明していきます。
犬にたらこを与えてはいけない理由その1
たらこは食べた事のある方がほとんどでしょうから、ご説明するまでもないですが塩っ辛いですね。まずたらこの塩分量を見てみましょう。
食品名 | 塩分含有量(100g) | 塩分含有量(25g) |
---|---|---|
たらこ(生) | 4.6g | 1.2g |
たらこ(焼き) | 5.3g | 1.3g |
参考資料:五訂食品成分表
犬にとって必要と言われる塩分量は諸説ありますが、ある研究結果によると1日に25~50mg/kgのナトリウムが生きる為に必要と言われています。
ナトリウムと塩分は異なりますので、塩分換算式にするとナトリウム(mg)×2.54÷1000になります。
目安としては、体重10kgだと1日に必要な塩分は約0.5g程、もちろん体の大きさによって異なりますので、小型犬などはさらに少なくなります。
話をたらこに戻しますが、10kgの犬がたらこを25g(1/2腹)食べると、犬が1日に必要とする塩分量を軽く超過してしまいます。
つまり犬にとってたらこは塩分量が多すぎるという事になりますね。
犬にたらこを与えてはいけない理由その2
皆さんも「プリン体」という言葉を1度くらいは聞いた事あるのではないでしょうか。
人間の場合、プリン体を摂りすぎると痛風と言われる身体中に激痛が走ると言われる怖い病気です。
このあまり摂りたくないプリン体ですが、たらこや明太子には大量に含まれています。
同じ魚卵である、いくらのプリン体が3.7mgなのに対し、たらこには120mg、さらには明太子には160mgと桁違いに含まれています。
犬の場合、プリン体が代謝して「尿酸」になり、これがアルカリ性になる事で結晶化され、結石ができあがります。尿路結石という病気ですね。
しかし諸説は様々あり、犬の場合人と身体の作りが異なる為痛風にはならない、などといった情報もありました。
調べましたが、キチンとした報告は見つからなかった為、真偽の程は分かりかねます。
ただ、少しでも病気のリスクが高まるのであれば、与えないに越した事はありませんよね。
明太子も犬に与えてはダメ
当たり前ですが、辛子明太子も犬には与えてはいけません。
辛子明太子の場合、たらこに比べさらに塩分含有量が増えます(100gあたり5.6g)。
たらこも、辛子明太子も犬には適していない食べ物なので、自ら与えるような事は絶対にしないで下さい。
進んで与える事はしないように!
犬がたらこなどを少し食べたからといって、ネギやチョコレートのように、中毒を引き起こすかと言われればそういう訳ではなさそうです。(大量に食べれば別ですが)
あくまで、犬には適していない為、与えないで下さいという意味です。
もし、犬がたらこなどを誤飲してしまった場合は、量にもよりますが、場合によってはかかりつけの獣医師さんにご相談される事をおすすめします。少量であれば基本的には嘔吐するなり何もなかったりだと思われます。。。
基本的に、たらこや明太子は人間の食べ物です。とても美味しい食べ物で、犬にも一口おすそ分けしたいという気持ちは分かりますが、そこは可愛い愛犬の事を思ってグッとたえてください!笑
《他の魚卵の食べ物》
まとめ
◆犬にたらこを与えてはいけない
◆明太子も同様に良くない
◆塩分が多い為
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→犬が食べてもいいもの&食べてはいけないもの種類別一覧【野菜・果物・食べ物その他】
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