犬はキャベツを食べても大丈夫!?与えていい量や芯について解説

食べ物関連

シャキシャキとした食感や、ほんのり野菜の甘みのあるキャベツ。

キャベツは食物繊維が豊富で、その他にも栄養がとても豊富な野菜ですが、人間同様に犬がキャベツを食べても健康上の問題はないのでしょうか。

また、食べる際は注意することはあるのか。

芯は食べても大丈夫なのか。

今回はキャベツと犬の相性を調べてみました。

 

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犬はキャベツを食べても大丈夫!?

キャベツ

キャベツは犬が食べても問題はない

結論からお伝えすると、基本的に犬はキャベツを食べても健康上の問題はありません

キャベツは非常に水分量の多い野菜で、生のキャベツは食物繊維・ビタミン・酵素などの栄養素が豊富に含まれています。

これらキャベツに含まれる成分は、習慣的に与える様な事や、与える量が適量であれば特に犬からしたら有害となる成分は含まれていません。

 

ただし、他の野菜にも同じ事が言えますが、キチンとした食事を摂れば犬は生きのびる上で、野菜などは積極的に摂る必要性はありません。

なので、キャベツなどを与える場合は食事のメインとして与えるのではなく、あくまでご褒美や普段のご飯にチョイ足し程度でとどめておく位が良いでしょう。

 

キャベツの成分と栄養価

エネルギー 23kcal
水分 92.7g
たんぱく質 1.3g
脂質 0.2g
炭水化物 5.2g
灰分 0.5g
飽和脂肪酸 0.02g
不飽和脂肪酸 0.03g
食物繊維 1.8g
カロテン 50μg
ビタミンE 0.1mg
ビタミンK 78μg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.2mg
ビタミンB6 0.11mg
葉酸 78μg
パントテン酸 0.22mg
ビタミンC 41mg
ナトリウム 5mg
カリウム 200mg
カルシウム 43mg
マグネシウム 14mg
リン 27mg
0.3mg

※可食部100gあたりの成分

※五訂日本食品標準成分表より

 

ビタミンが豊富

キャベツはビタミンが非常に豊富です。

キャベツはビタミンCだけと思い込みですが、その他にもビタミンK・B1・B6・葉酸・パントテン酸・ビタミンB2・ビオチンなどが多く含まれています。

ちなみに、犬は自らの体内でビタミンCを作り出すことができる為食事であえて摂る必要はないと言われていましたが、ストレスなどで消費してしまったり、老犬になると補えないという場合もあるので、食事でビタミンCを摂る事は必ずしも無意味というわけではありません。

 

《ビタミンCが多い他の食材》

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ビタミンUで胃の働きを調整

アブラナ科の野菜に多く含まれるビタミンU(S-メチルメチオニン)という成分は、消化器官での抗腫瘍作用、胃粘膜を保護する働きがあるとされる為、弱った胃腸を整えます。

 

ミネラルが豊富

キャベツには非常に多くのミネラルが含まれています。

ミネラル成分が体の機能を調整したり、体を構成する組織を作る手助けをしたりしてくれると言われています。

ただし多く摂取することによる高カリウム血症のリスクを高める可能性があるので注意が必要です。

 

 

キャベツを与える際の注意点とは

注意

キャベツは多くのビタミンや酵素が含まれています。

ただし、これらの成分は熱に弱く、加熱してしまうと壊れてしまうため、これらの栄養素を摂る為だけに食べさせたい場合は生で与えるのがベストと言えそうです。

しかし、生のキャベツは消化しにくいというのも事実としてあり、与え過ぎたりしたり、場合によっては嘔吐または下痢をしてしまう可能性もあります。

特に消化能力が弱っているシニア犬などは極力茹でるなどの工夫が必要と言えそうです。

 

また、いくらヘルシーとはいえ与え過ぎにはご注意下さい。

下記の量を目安に、その子に合ったベストな量を見つけてあげて下さい。

出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/473468/photo/1472309/

 

また、生で与える場合、加熱して与える場合どちらにも言えることですが、消化しやすい様にしてあげる為、形状は極力細かくしてあげる事を忘れないで下さいね^_^

 

甲状腺に問題を抱えていたりあげすぎに注意

もう一つ注意点があります。

甲状腺に何らかの問題を抱えている子には与えない方が良いという事です。

キャベツを含むアブラナ科の野菜には「ゴイトロゲン」という成分が含まれており、この成分により甲状腺の働きが阻害され、甲状腺機能低下症の症状がさらに悪化する恐れがあります。

通常、健康的な犬であれば習慣的に食べない限りたいして気にするほどでもありませんが、元々甲状腺に疾患のある子は念のため与えないほうが良いでしょう。

キャベツを含んだアブラナ科の野菜は犬に与え過ぎない方が良い、と聞いた事があるかもしれませんが、こういった事が理由で言われているのかもしれません。

 

《アブラナ科の他の野菜》

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芯の部分は極力与えないほうがよい?

キャベツの芯はできるだけ与えるのを控えたほうが良いです。

キャベツの芯には「硝酸イオン」という窒素の化合物が含まれており、これが悪影響を及ぼす可能性があります。

「硝酸」が「亜硝酸」へ変化して「メトヘモグロビン血症」が生じ、中毒症状を起こす可能性があるようです。

この中毒症状は、胃液の分泌が少ないと思われる子供やご老人ほど発症率が高いようですので、より個体が小さい犬にも同様のリスクがあると言えます。

芯を取り除く自体、そこまで手間でもないため、リスクを最小限に抑えるためにも芯は取り除いて与えたほうが望ましいでしょう。

 

紫キャベツは大丈夫?

同じキャベツの仲間で「紫キャベツ」がありますが、こちらも通常犬は食べられる食材です。

紫の色は、紫蘇やブルーベリーなどと同じくポリフェノールの一種であるアントシアニンに由来します。

アントシアニンは抗酸化作用が強く、肝機能を助けたり、眼精疲労などに効果的と言われていますね。その他にも、ビタミンCやカリウム、カロテンなども緑のキャベツに比べ多く含まれているかなり栄養価の高い食材になります。

とはいえ、緑のキャベツに比べると生産量が少ないため、スーパーなどで目にする事は少ないのですがね (;^_^A

 

まとめ

キャベツ

基本的に健康的な犬であれば、キャベツを与えても健康上に問題がなく、適量であれば非常に栄養が豊富なキャベツですが、与え方や量を誤ってしまうと犬にとって思わぬ病気や事故を招く恐れが出てきます。

中毒のない野菜だからといって、与え過ぎにはくれぐれも注意し、繰り返しになりますが甲状腺などに疾患がある子には控えてあげて下さいね。

また、当たり前ですがキャベツによる食物アレルギーがある子には与えないように注意してください。

 

我が家のわくは、キャベツが大好きなので、たまに与えています。笑

 



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