多肉植物のカット苗や抜き苗が届いた後にする事

多肉植物関連

多肉植物を園芸店などのお店などで購入すると、一般的に鉢ごと土に植えられた植物をお持ち帰りする事になると思います。

ところが近年、それとは異なった様々な方法で販売されていますが、なかでもカット苗と呼ばれる苗の販売が増えています。

当ページでは、カット苗や抜き苗で多肉植物を購入した際の保存方法や植え付け方法などを紹介していきます。

 

 

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カット苗とは

多肉植物をネットなどから購入した事のある方であれば良く目にする「カット苗」

カット苗とは、名前の通り「カットした苗」の事を言い、元々根などがついた部分を切り落として販売する手法になります。

ネットでの購入やフリマアプリでの購入は、この方法で販売されている事が多いのですが、何故カットするのかというと土をつけない事や、カットした分コンパクトにまとめて発送できるため、販売者さん側からすると配送料を抑えられるメリットがあるのです。

一方で購入者側からすると、発送料金が低くなる分通常より安く購入する事ができたり、輸入苗など普段中々店頭で見つけることの出来ない珍しい品種を購入できたりするといったメリットもあります。

 

多肉植物は、カットしてもすぐ枯れるという事はなく、そこから根を生やしたり生命力の強い多肉植物の特性を活かした方法と言えます。

 

 

抜き苗とは

抜き苗も同じようなメリットから多く流通しておりますが、カット苗と違う点は、カットはしていないというところ。

土から抜き、根はカットされずそのまま残した状態で発送されるため、状態によっては届いてからすぐに植えつける事ができたり、ダメージとしてはカット苗より回復(きちんと安定するまで)が早い傾向にあります。

 

 

カット苗を買ったら…

カット苗を始めて購入した方は、届いた後何をどうすればいいか、分からないですよね。

 

まずは、カットされた部分がきちんと乾燥しているか確認してください。
おそらく、カットしてしばらく乾燥させて販売していると思うので、届く頃には日数もかかっていますし、きちんと乾燥していると思います。

とはいえ、相手は植物です。

発送する前は問題なくても、発送中に痛んだり、きちんと乾燥せず蒸れて腐ってしまうと言った可能性もゼロではないため、やはり届いたらきちんと確認してあげると良いかと思います。

乾いていない場合や茎が傷んでいるようでしたら、キチンと乾かす、または傷んでいる(腐ってる)部分は綺麗なところまで完全にカットして、初めから乾かす必要があります。

 

続いて確認するのが、その植物が発根しているかの確認です。
当然、植物であるがゆえ、成長するには根っこが生えていなければなりませんので、発根させる必要があります。根が無いと、せっかく水を与えても植物が水分を吸収できませんから、次第に弱ってきます。

 

カット苗を買ってみた

先日、カット苗を購入する機会がありましたのでご紹介します。

 

品種はエケベリアのルノーディーンとロメオルビンになります。

それでは、根の状態を確認してみたいと思います。

 

 

まずロメオルビン。

よ〜く目を凝らすと、ピンク色の綺麗な根が確認できました。

まだまだ、安心レベルではありませんが、問題なさそうです。

 

 

続いてルノーディーン

ロメオルビンほどではありませんが、こちらも若干根が生えてきていますので問題なさそうです。

 

土に挿す前に数日ほど風通しの良い日陰で保管して、もう少し根が生えるのを待ちます。

ここで注意したいのが直射日光には当てない事。

時期にもよりますが、真夏の直射日光などに充てると、一瞬にして乾燥してダメにします。

良く成長する春や秋であっても、この状態での直射日光は避けてあげましょう。

 

 

数日たち、根が伸びてきたので早速土に植えつけます。

ここでも、挿すというより、そっと土をかぶせてあげるイメージで植え付けると良いかと思います。

ちなみに植え付ける際、下葉の若干枯れてきてる葉なのですが、根があまりない状態でしたらこれは外さないほうが良いそうです。

発根する際、この古い葉から養分をもらい発根を促すと言われています。もちろん、完全にカラカラに枯れてしまっている葉であれば、必要ないと思うので取り除いても構いません。

 

また、根がしっかりと生えて土に馴染むまではしばらくかかると思うので、その間ゆっくりと見守る必要があります。

春や秋の成長期とはいえ、いきなり直射日光の元で管理してしまうと、環境の変化に対応できず枯れてしまう可能性があるので、半日陰などで少しづつ慣らせてあげていこうかと思います。

 

とりあえず、カット苗を迎えてからのポイントとしては、

一に、とにかく発根するまで直射日光下には置かない事。

二に、植えてからもゆっくり環境に慣れるまで注意深く見守る事。

三に、購入時期を注意する事で、これが実は一番大事なんじゃないかと思います。

実際、夏など成長が鈍る時期に買った事もあるのですが、全然根が出てこないでかなりヤキモキしましたが、秋になり涼しくなったら、今までの事が嘘だったかのように突然根が暴走し始めたりした経験がありました。笑

なので、可能であるのならやはり春や秋に購入する事がオススメですね。(参考にならず申し訳ありません。笑)

 

 

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