犬はゴーヤを食べても大丈夫？あげる際の注意点は？

夏になると旬を迎えるゴーヤ。

”にがうり”という名前通り、非常に苦味が強いゴーヤですが、犬にゴーヤを与えても問題はないのでしょうか。

犬がゴーヤを食べる事で、何らかの悪影響はあるのでしょうか。

今回は犬とゴーヤの相性について調べてみました。

犬はゴーヤを食べても大丈夫？

結論からお伝えすると、基本的に犬はゴーヤを食べても健康上の問題はありません。

ゴーヤは、キュウリやズッキーニなどと同じウリ科の野菜で、日本では沖縄のイメージが強いゴーヤですが、意外にも原産地は熱帯アジアと言われています。

夏の健康野菜として知られるゴーヤですが、犬にとって特に中毒を引き起こすような問題となる成分は含まれていないようです。

それどころか、犬にとっても健康に役立つ栄養素がたっぷりと含まれており、アレルギーなどその犬に合っていないようなことがなければ特にゴーヤを食べても問題ありません。

ゴーヤの成分表・栄養素

ゴーヤの成分や食べる事で得られる栄養素をいくつかお話し致します。

※下記の数値はゴーヤ100gあたりの成分となります。

※100グラムあたりの値
※日本食品標準成分表より

ビタミン類が豊富

ゴーヤは葉酸、カロテン、ビタミンE・K・Cなどビタミン類が豊富に含まれています。

元々犬は、ビタミンCを体内で生成することができる動物ですが、生成するのにも限度があり、老犬になると足らなくなる場合もあるため、日々の健康を維持するために時には食べ物などから取り入れることも無意味という訳では無いようです。

《ビタミンCが多い他の食材》

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カリウムが豊富

ゴーヤには豊富なカリウムが含まれています。

カリウムは利尿作用などがあり、体に溜まった毒素を排出してくれる働きがあるため、犬にとっても必要な栄養素になります。

ただし、カリウムは摂りすぎると高カリウム血症の原因となる為、与え過ぎには注意しましょう。

モモルデシンで食欲増進

ゴーヤ独特のあの苦味成分の正体がこの”モモルデシン”というもので、これがまた体に良いそうです。

このモモルデシンは、食欲増進効果や胃腸の粘膜の保護に効果があるようです。

水分も多く含まれているため、夏場など食欲不振にもってこいの食べ物ですね。

与える際の注意点

ゴーヤは食物繊維が非常に多く含まれています。

元々犬は野菜などの消化が苦手な動物なので、与える際は必ず茹でるなどして加熱して柔らかくする必要があります。

さらに細かくカットしてあげるなど、できるだけ体に負担をかけない様工夫をして与えて下さい。

勿論種は消化できないので取り除いてあげましょう。

与え過ぎると消化不良を起こし便が緩くなったり、嘔吐の原因となるためとなる為、与えすぎには注意が必要です。体の大きさによって一概には決めつける事はできないのですが、多くても1日に10g程度にしておきましょう。

もし初めてあげるのであれば少量から、その後の様子もしっかりと観察してあげましょう。

また先ほど触れたゴーヤの苦味成分”モモルデシン”の過剰な摂取もよくありません。

逆に胃酸過多となり、胃の中が荒れてしまう可能性もあるので、あくまで許容範囲にしてあげる事が大切です。

アレルギーに注意

ゴーヤ自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。

度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。

重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。

アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。

その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。

おやつ程度という認識で

ゴーヤは与える量が適量である事や、アレルギーなどその犬に合っていないようなことがなければ基本的に犬がゴーヤを食べても問題ありません。

どんな食材でも同じ事が言えますが、与えすぎると消化不良を起こし嘔吐や下痢の原因となるため注意が必要になります。

個人的な見解としては、たまに与えるご褒美やおやつ程度に与えるくらいがちょうど良いのかと思います。

ちなみに、美味しいゴーヤを見分けるコツとしては

購入する際は、この３点に注目して見てください^ – ^

まとめ

●犬にゴーヤを与えても問題なし

●食物繊維が多いので与え過ぎは注意

●犬のおやつとしてゴーヤチップスなどの販売もある

→犬が食べてもいいもの＆食べてはいけないもの種類別一覧【野菜・果物・食べ物その他】

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