赤飯や、甘い和菓子などに材料として使われる事が多い小豆。
私達日本人には非常に馴染みのあるお豆の一つですが、犬が小豆を食べた場合、何らかの悪影響はある食材なのかどうかご存知ですか?
今回は犬と小豆(あずき)、また小豆が原材料のあんことの相性について調べてみました。
犬に小豆(あずき)を食べても大丈夫。
結論からお伝えすると、犬が小豆(あずき)を食べても基本的には問題はないと言われています。
小豆はマメ科の一年草で、東アジアが原産の豆。日本ではかなり古くから親しまれている食材です。
小豆は犬にとって、有害とされる成分は含まれていない為、中毒となる様な食べ物ではありませんし、一度に摂取する量が多くなければ特に問題はありません。
小豆の栄養価
小豆は「赤いダイヤ」と言われるほど、その見た目が美しく、栄養価が豊富なお豆です。(赤いダイヤの由来は別にあります)
主な成分としてはタンパク質、ビタミンB群、食物繊維、ミネラルなどバランスよく含まれています。
小豆に含まれる成分を摂取した場合のメリットや効能などをいくつかご紹介していきます。
タンパク質が豊富
小豆は100g当たり20.3gとなるため、小豆の20%以上はタンパク質ということになります。
タンパク質は皮膚・筋肉・血液・内臓・毛質など体のあらゆる部分を作る犬にとっても必要な栄養素です。
《タンパク質が多い他の食材》
食物繊維が豊富
腸内環境を整えてくれる効果に期待がもてる食物繊維が小豆には豊富に含まれています。
食物繊維には「水溶性食物物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類がありますが、小豆は優秀な食品で、このどちらもバランスよく含まれています。
ただし、犬は食物繊維を摂取しすぎるとかえって下痢や嘔吐の原因となるので、与え過ぎは禁物です。
《食物繊維が多い他の食材》
サポニンも少量なら効果的
豆類によく含まれる「サポニン」という成分は小豆にも含まれています。
サポニンは抗炎症作用やがん細胞の増殖の抑制、活性酸素の除去などの効果が期待されています。
ただしサポニンを摂取しすぎると、犬の腸にダメージを与える可能性があるので、許容の範囲内で。
《サポニンが多い他の食材》
ポリフェノールが豊富
小豆にはポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールはアンチエイジング効果に期待ができる成分で、老化予防に最適な成分です。
実はこの小豆、ポリフェノールで有名な赤ワインの1.5~2倍にもなると言われているんだそうです。
小豆を与える際の注意点
小豆は栄養価が豊富な食材ですが、犬は消化が苦手な雑食動物です。そこで犬に小豆を与える際の注意点をいくつかお話ししていきます。
必ず火を通したもの
他の豆類がそうであるように、小豆は繊維が多く消化のし難い食材になります。
生だと固い豆のままで、大変消化のし難い物になるため、必ず火の通ったもので、極力柔らかくしてから与えるようにして下さい。
目安としては、指でつまむと軽く潰せる程度の柔らかさまで煮込み、ペースト状にしてあげると尚良しです。
与え過ぎない
また、犬に小豆を与える際は与え過ぎない様にご注意下さい。
栄養価が高い物でも、与え過ぎると消化不良を起こしやすく、下痢などお腹を壊す原因になります。
小豆は他の豆類に比べると、柔らかくなりやすい豆ですが、それでも犬は人間より消化する事が苦手だという事を忘れないで下さいね^_^
あんこは大丈夫なの?
小豆が原材料のあんこは、犬にとって中毒となる成分が含まれていないとはいえ、糖分がかなり多いため、積極的に与えるべきものではありません。
特に、肥満気味の犬や糖尿病などの犬には絶対に控える様にした方が良いでしょう。
目を離した隙に、少しだけ食べられてしまう程度であれば、さほどシビアに考える事ではないのかもしれませんが、あえて与える様な事は控えましょう。
もちろん、あんこが含まれる饅頭やどら焼きなども同様に控えましょう。
アレルギーに注意
小豆自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
与え方には十分注意が必要
小豆は犬に与えても問題のない食材の1つですが、先程お話ししたように、与え方には十分注意してあげて下さい。
人間にとって体に良い食材であっても、犬にとってはかえって負担となる場合もあります。
どうしても小豆を与えたいとお考えの飼い主様は、調べると小豆を使った手作りフードのレシピがあるため、参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
◆犬は小豆を食べても問題なし
◆消化し難い食材なので注意が必要
◆あんこなど人間用に加工されたものは注意
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