独特の風味や少しピリッとパンチのきいた香りに特徴があるクレソン。
洋食料理の付け合わせ野菜としてイメージの強かったクレソンですが、最近ではスーパーなどでも見かけるようになりました。
私はクレソンが大好きで、頻繁に食べるのですが、ふと「犬ってクレソンを食べられるのかな？」と気になりました。
そもそも犬はクレソンを食べても問題がないのか。今回は犬とクレソンの相性について調べてみました。
犬はクレソンを食べても大丈夫？
まず犬はクレソンを食べても大丈夫か？についてですが、結論からお伝えすると、犬はクレソンを食べても健康上の問題はないとされています。
クレソンはヨーロッパ原産の水生植物で、和名は「オランダガラシ（和蘭芥子）」と言うそうです。
香りが強く、一見犬が食べたら問題がありそうにも感じられますが、基本的に健康的な犬であれば特に問題ないようです。
ただし、クレソンはキャベツなどと同様のアブラナ科の植物なので、甲状腺に問題を抱えている場合などは控えた方が良いかもしれません。
クレソンの栄養価
栄養価が高い食材は数多くありますが、このクレソンも他の野菜に負けず劣らずの栄養野菜なんです。
主にメイン料理の付け合わせ野菜としてのイメージが強いせいか、あまり注目されていませんが、栄養価においては実は凄い野菜なんです。
詳細は以下をご参照下さい。
アメリカ疾病予防管理センター（CDC）の機関誌「Preventing Chronic Disease（慢性疾患を予防する）」の2014年6月5日号に発表された同研究では、健康に重要とされるカリウム、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸、亜鉛、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、Kの17の栄養素の含有量をもとに食品がスコア化されている。
その結果、スコア100点を獲得して第1位にランクインしたのはクレソン。実は、重要な栄養素を幅広く大量に含み、長年スーパーフードとして知られている野菜だ。
とあります。クレソンは栄養価が高いってことは何となく聞いたことがありましたが、まさかそんな凄いとは・・・！
クレソンを食べることで得られる栄養価や効能をいくつかピックアップしてご紹介していきます。
βカロテン
βカロテンは抗酸化作用が働き、活性酸素の働きを抑制することでがんの予防などの効能があります。
その他にも粘膜や皮膚の健康を保つ上でも欠かせない栄養素となっています。
カリウム
クレソンにはカリウムと言われるミネラルが多く含まれています。
夏は水分と一緒にカリウムも不足しやすいため適量与えるといいかも知れません。
ただし多く摂取することによる高カリウム血症のリスクを高める可能性があるので、カリウムのとりすぎはかえって注意が必要です。
シニグリン
あと一つ、クレソンのピリッとした辛味の正体は「シニグリン」という成分です。
わさびや大根などにも含まれている成分なのですが、これは食欲増進効果や強い殺菌作用を持っています。
ただし、犬にとっては刺激が強い場合もあるので、これは一長一短と言えそうです。
場合によってはお腹を壊しちゃう可能性もあるようなので、与えすぎは厳禁と言えそうです。
与える際の注意点
与え方は特に生で与えても問題ありません。
むしろクレソンの栄養面に関していえば、生の方が良く摂る事ができます。
ただし、犬にとって消化には良くないので、極力細かくカットしてあげてください。
茹でてあげる事で、消化にも優しくなるのでお腹が弱い子なんかには茹でた方が良いかもしれません。
くれぐれも注意してほしいのは、与え過ぎない事。
どんなに栄養価が高いものでも、偏った食生活になるとかえって逆効果になります。
ましてや、クレソンは少し刺激が強い野菜とも言えるので、なおさらです。
習慣的に与えると言うより、メインとなるフードにトッピングするなどのおまけ程度か、たまにのオヤツや御褒美程度にしておいた方が良いかと思います。
アレルギーに注意
クレソン自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
栄養価満点だけどほどほどに
いかがでしたでしょうか。
クレソンは近年注目されているスーパーフードです。
そんなにも栄養価が高いとは知らなくて今まで食べていたので、私自身驚きでした！
ただそれは、私達人間においての話であって、犬となるとまた話は別です。
絶対に食べてはいけない食べ物でもありませんし栄養価自体は物凄く高いのは事実なのですが、クレソンは刺激が強く、アブラナ科の野菜なので、甲状腺関係の疾患がある子には安心して与えられるものではないかもしれません。
まぁ、あまり神経質になるのも良くないかもしれませんが、可愛い愛犬の口に入るものですからね、、、これらの事を私達飼い主はキチンと考える必要がありそうです^ ^
まとめ
●クレソンは食べても問題なし
●習慣的には与えない方が良い
●食べすぎも良くない
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