おにぎりや、お寿司、ラーメンのトッピングなど私たち日本人には馴染みのある海苔。様々な食材に使われ日本の和食には欠かせない海苔ですが、犬は食べられる食材なのでしょうか。また、食べる事で何らかの悪影響はあるのでしょうか。
今回は犬と、海苔の相性について調べてみました。
犬は海苔(のり)を食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、犬は海苔を食べても基本的には健康上の問題はありません。
海藻は、紙と同じ様に漉(す)いて干した食品です。海苔といっても、巻き寿司などに使われるアサクサノリやスサビノリ、お好み焼きやたこ焼きなどで使われる青のりなど、様々な種類がありますが、私達が日常的によく食べる海苔は、アサクサノリ、スサビノリになります。
海苔を食べる事で犬が中毒を起こすといったことはなく、わかめや昆布などの他の海藻類同様、基本的に誤った量でなければ犬も食べられますし、中毒を引き起こすといった例はないようです。
海苔の栄養価
海苔には、海の食べ物ならではの栄養素が豊富に含まれています。
タンパク質
まずはじめにご紹介したい栄養素として、タンパク質があげられます。海苔の約40%はタンパク質でできており、なんとタンパク質が豊富と言われる大豆よりも多い含有量なんだそうです。犬を含め動物はタンパク質が必要不可欠なため、タンパク質の含有量が多いという点はプラス要素になります。
《大豆食品》
水溶性食物繊維
海苔には水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸の動きを活発にさせるなど、便秘などの予防効果があります。ただし、食物繊維は犬が摂りすぎると、かえって逆効果となる場合があるので摂取をしすぎるのは良くありません。
ポリフィラン
海苔の成分として、近年注目されているものとしてポリフィランという成分があります。これは海苔のヌメリの元であり、コレステロールや脂肪を除去する働きがあり、さらには強力な抗ガン作用もあると言われています。
また、保水性にも優れているため、皮膚を健康に保つ働きもあるようです。
そのほかにも、葉酸やビタミン類などが豊富に含まれている食材になります。
海苔を与える際の注意点
海苔は栄養価が高い食べ物ではありますが、犬ならではの注意点も多くありますので、確認しておきましょう。
ミネラル類が豊富
海苔は、他の海藻類同様、カルシウムやマグネシウムといったミネラル類が豊富に含まれています。犬にとっても必要な栄養素なのですが、摂取しすぎるとそれが結石化する病気『尿路結石』の原因になってしまいます。ミネラルの摂りすぎには注意が必要になります。
食物繊維に注意
海苔は先程メリットで挙げた、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は摂取しすぎると、下痢などの原因となってしまう場合があるので、摂りすぎはかえって良くありません。
サイズに気をつける
海苔は元々であるとサイズが大きく乾燥しているので、食べる際に喉に引っ付いてしまう可能性があります。サイズや引っ付く場所によっては窒息してしまう恐れもあるので、出来るだけ小さくカットしてあげましょう。
また与えるとしても、与えすぎず総合フードのトッピング程度にしておきましょう。
アレルギーに注意
海苔自体に問題が無くても、中にはアレルギーを持つ子がいます。
度合いにもよりますが、アレルギーを起こすと、痒みや充血、嘔吐したり下痢をしたりします。
重くなってくると湿疹から皮膚が被れたり、毛が抜け落ちたりすることがあります。
アレルギーの子には絶対に与えるのを控えるようにして下さい。
その食材に反応しているのか、分からない場合もアレルギーのような症状が現れた場合は一旦控えるようにしたほうがいいでしょう。
味付け海苔や韓国海苔は与えてはいけない
海苔は一般的に誤った与え方をせず、与えすぎなければ犬が食べても問題のない食材であり、犬の健康をサポートする上でのメリットとなる栄養も含まれています。
とはいえ、基本的には総合食などのドッグフードで栄養素は十分に補えますし、犬にとっては与え方によっては負担となる要素もいくつかありますので、決して相性の良い食材とは言えず、栄養素を補いたいが為にあえて与えるべきものではないのかもしれません。
また、味付け海苔や韓国海苔など、人間用に味付けされた海苔なども多くありますが、犬にとって当然不必要な味付けになりますのでこれらの海苔は絶対に控えて下さい。
当然コンビニなどのおにぎりの海苔も、塩分で味付けされたものを使っている場合があるので、こちらも与えない様に注意して下さい。
まとめ
◆犬の海苔を与えても大丈夫
◆海苔なの海藻類は消化に悪い
◆与えすぎには注意
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