冬になるにつれて、ふと焼き芋が食べたくなってきます主です。
寒い時期になるとカー販売や、最近だとコンビニやスーパーなどでも見かけたりしますね。
ところで、犬は焼き芋(さつまいも)を食べても問題のない食材なのかどうかご存知ですか??
生で食べる事はできるのか。
皮ごと食べても大丈夫なのか。
今回は犬と焼き芋(さつまいも)の相性について調べてみました。
犬はさつまいも・焼き芋を食べても大丈夫?生や皮のまま食べても大丈夫なの?
犬はさつまいもを食べても大丈夫
結論からお伝えすると、犬はさつまいもを食べても健康上の問題はありません。
ペットショップなどにも、さつまいもが原材料の犬のお菓子として販売されていますし、基本的に食べ過ぎなければ特に気にする必要もないでしょう。
少量であれば特に問題はないのですが、与え過ぎは注意が必要です。
さつまいもには、炭水化物が多く含まれており、カロリーは100gあたり約130kcal程度あるので犬からすれば多い部類です。
ほんの少し程度で、習慣的に与えない場合でしたらそこまでシビアに考える必要もありませんが、もし与える場合は量には注意してくださいね。
また同様に、さつまいもを蒸してつくられる焼き芋も問題ないかと思います。
焼き芋は、さつまいもを蒸しているだけで特に味付けは行っていません。(私は知りませんが、味付けのされている焼き芋はダメ)
ちなみに、さつまいもはよくスーパーなどでは野菜コーナーに並んでいますが、正確には「ヒルガオ科サツマイモ属のイモ及びでんぷん粉類」という種に分類されるようです。
さつまいもに期待できる栄養価と成分表
さつまいもに含まれる栄養素をいくつかお話ししていきます。
※下記はさつまいもの成分になります。
エネルギー | 132kcal |
水分 | 66.1g |
たんぱく質 | 1.2g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 31.5g |
灰分 | 1.0g |
飽和脂肪酸 | g |
不飽和脂肪酸 | g |
食物繊維 | 2.3g |
カロテン | 23μg |
ビタミンE | 1.6mg |
ビタミンK | μg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ナイアシン | 0.8mg |
ビタミンB6 | 0.28mg |
葉酸 | 49μg |
パントテン酸 | 0.96mg |
ビタミンC | 29mg |
ナトリウム | 4mg |
カリウム | 470mg |
カルシウム | 40mg |
マグネシウム | 25mg |
リン | 46mg |
鉄 | 0.7mg |
※サツマイモ(生)100gあたりの成分
※五訂日本食品標準成分表より
アミノ酸(mg/100g中) | |||||
イソロイシン | 50 | チロシン | 25 | アラニン | 72 |
ロイシン | 74 | スレオニン | 69 | アスパラギン酸 | 240 |
リジン | 57 | トリプトファン | 15 | グルタミン酸 | 130 |
メチオニン | 23 | バリン | 71 | グリシン | 51 |
シスチン | 21 | ヒスチジン | 26 | プロリン | 45 |
フェニルアラニン | 67 | アルギニン | 41 | セリン | 67 |
※サツマイモ(生)100gあたりのアミノ酸の成分
※五訂日本食品標準成分表より
食物繊維が豊富
さつまいもには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は便の排泄をスムーズにしてくれる手助けをしてくれます。腸の蠕動運動を活発にしてくれる働きがあるので、便秘気味のワンちゃんに効果的かもしれません。
《食物繊維が豊富な他の食材》
ビタミンが豊富
さつまいもには、皮膚などの健康を保つ働きのあるビタミンCや、老化防止に効果的と言われるビタミンEなどの栄養素が含まれています。
さらに、さつまいものビタミンやカリウムは、熱にも強く、加熱しても壊れにくい特徴をもっています。
《ビタミンCが豊富な他の食材》
カリウムが豊富
さつまいもに含まれるカリウムは、利尿作用効果に期待ができます。
尿は体に必要のない水分や毒素を排出してくれる為、塩分バランスと血圧低下の効果があると言われています。
ただし、カリウムの過剰摂取は高カリウム血症の原因となるため、さつまいも含めカリウムが含まれた食材は大量に与えるのは控えましょう。
犬にさつまいもを与える際の注意点
さつまいもを与える際に注意すべき点、与えて良い目安の量についてお話し致します。
シュウ酸がわずかに含まれている
さつまいもには、シュウ酸カルシウム結晶の原因となるシュウ酸がわずかながら含まれています。
ほうれん草などに多く含まれているもので、ほうれん草に比べると約1/7程度になりますが、事実として含まれている為、気になる方は与え過ぎない様ご注意しましょう。
与える量の目安
冒頭でも触れましたが、さつまいもは犬のとってカロリーが比較的高い食べ物です。
与え過ぎるのは肥満の原因にもなるため注意しましょう。
上記の量を目安に、与えすぎない様にご注意下さい。
さつまいもの与え方
生で与えても中毒的な意味で問題はない様なのですが、加熱したほうがより消化にいいので火を通した上、極力柔らかくして与えてあげて下さい。
皮も食べられないまではいかないものの、硬く消化が良くない為、取り除いてから与えるほうが望ましいでしょう。
サイズもそのまま与える事はせず、できるだけ細かくカットして刻んであげるように食べさせて下さい。(ペースト状にしてあげるとなお良し)
品種は様々
さつまいもや焼き芋とイメージすると、私は関東出身なので黄色い果肉の「紅あずま」が思い浮かびますが、西日本では「鳴門金時」が代表的で、他にも甘くねっとりとした食感の「安納芋」など様々な品種があります。
基本的には成分がそれぞれ異なるものの、犬が食べても中毒になる心配はないようです。
また、紅芋や紫芋の色は、ブルーベリーなどと同じポリフェノールの一種のアントシアニンです。アントシアニンは、強い抗酸化作用をもち、細胞の健康維持を助ける働きがあります。
さつまいもを使った他の食品
焼き芋以外にもさつまいもを原材料とした加工食品が多くありますが、基本的に余計な添加物などが含まれている物は与えてはいけません。
干し芋
単なる干し芋であれば、犬が食べても問題ありません。
味付けしてある物は与えてはいけません。
大学芋
大学芋は、糖分などを多く使用しているため、犬に与えてはいけません。
スイートポテト
人間用に作られているスイートポテトは、添加物を多く使用しているため、犬に与えてはいけません。
さつまいもチップス
一般的なさつまいもチップスは、油で揚げ糖蜜でコーティングしているため、犬に与えてはいけません。
主食にせず、あくまでオヤツやトッピングに
さつまいもに限らず、犬に与えても大丈夫と言われる食べ物でも、その犬の体調や病気(アレルギーなど)によって悪影響を及ぼす場合もあります。
まだ与えた事がなく、これから食べさせようとお考えの場合は、その犬の体格や体調などをしっかり把握し、ほんとに適しているのか。
などを考える必要がありますね。
さつまいもはデンプンが多く、エネルギー源としては非常に優れています。
ただし、さつまいもだけでは健康を保つ上で当然補いきれない部分もでてきます。
あくまで、たまに与える御褒美として、手作り食のトッピングとして与える程度が良いかと思われます。
最後に、当たり前になりますがアレルギーのある子には絶対与えないようにしてください。
分からない場合や初めて与える場合も、いきなり沢山与えるのではなく少量づつで良く観察してあげて下さい。
まとめ
●微量ながらシュウ酸が含まれている
●加熱して皮は出来るだけ取り除く
●できるだけ細かくカットしてあげる
●さつまいもはカロリーが多め
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